煉獄さんの勝ちだ ページ19
絶対に放さん
お前の頚を斬り落とすまでは
猗窩座「退けえええ!!!」
杏寿郎「あああああ!!!」
炭治郎「煉獄さんの為に動けェェェ!!!」
伊之助「オラァッ!!」
竈門少年の叫びと共に、猪頭少年も動き出す。技を出そうとするが猗窩座はその場で跳躍し、俺が掴んでいた左腕は千切れ、右腕は俺の体内に残ったまま。
「逃げるなッ!!」
猗窩座「邪魔だ」
七味少女は蹴り飛ばされ、竈門少年が日輪刀を投げると猗窩座の身体に貫通する
それでも猗窩座は止まろうとしない。陽光を恐れ逃げていく
炭治郎「逃げるな卑怯者!!!」
猗窩座「俺は鬼殺隊から逃げてるんじゃない。太陽から逃げてるんだ。それにそいつは間もなく力尽きて死ぬ!」
炭治郎「逃げるな!!馬鹿野郎!!卑怯者!!!いつだって鬼殺隊は!お前らに有利な夜の闇の中で戦っているんだ!生身の人間がだ!!!傷だって簡単には塞がらないし!失った手足が戻ることもない!!」
ああ、竈門少年
もう叫ばないでくれ
炭治郎「お前なんかより!煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!強いんだ!!煉獄さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!」
それ以上は...
炭治郎「お前の負けだ!!!煉獄さんの勝ちだ!!!」
杏寿郎「もうそんなに叫ぶんじゃない。腹の傷が開くぞ」
「本当に開いているじゃないですか...杏寿郎さん...!」
杏寿郎「...誰か一人でも死んだら、俺の負けになってしまうぞ。」
炭治郎「...」
杏寿郎「此方においで。七味少女もだ。最後に少し、話をしよう」
「話...?」
杏寿郎「思い出したことがある。昔の夢を見た時に」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月18日 11時