母上の言葉 ページ18
「炭治郎...あの人...」
炭治郎「絶対に勝つ。煉獄さんは...絶対に...」
内臓も傷めてる。左目も潰れている。いくら炎柱でも勝てるわけがない
猗窩座「杏寿郎、死ぬな」
「杏寿郎さん...」
猗窩座「どう足掻いても、人間では鬼に勝てない」
杏寿郎「...俺は俺の責務を全うする!ここにいる者は誰も死なせない!」
それでもあの人は、杏寿郎さんは鬼殺隊として戦っている。何れだけ傷つこうと、誰も死なせないために戦い続けている。私もあんな人になれるだろうか
猗窩座「やはりお前は鬼になれ。俺と永遠に戦い続けよう!」
杏寿郎「玖ノ型・煉獄!」
猗窩座「破壊殺・滅式!!!」
炭治郎「......!!」
「お願い...」
願いも何も届かない
鬼の右腕は、杏寿郎さんの腹部を貫通していた
「杏寿郎さん!!!」
猗窩座「まだ間に合うぞ...鬼になれ!!お前は選ばれし者なのだ!!」
___何故自分が人よりも強く生まれたか、わかりますか?
杏寿郎「わかりません!」
煉獄母「人を助けるためです。弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です。」
杏寿郎「はい!!」
煉獄母「...私はもう、長くは生きられません。強く優しい子の母になれて、幸せでした...」
母上、私の方こそ貴女のような人に産んでもらえて光栄だった。
猗窩座「(夜明けが近い...早く殺してこの場を去らなければ。)」
弱き人を助ける。それこそが強き者の責務!
猗窩座「ぐっ...腕が抜けん!!」
杏寿郎「逃がさない」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月18日 11時