女装男子ですけど。2 (ページ5)

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兄さん達との話。ページ5

ワクチン騒動からも数日経ち。
我がストハウスにも平穏が訪れていたのである。

が。問題が発生した。

それは遡ること2日前。
樹「はいみんな注目。」

奏「なに急に。」
リビングにみんな集められて、樹が深刻そうな顔。だが、

京「え、ジングルなら今週のちゃんと撮ったよ俺。」
高「やっべ、俺まだだわ。」
慎「あら、こーちが撮ってないの珍し」

北「てか今週誰？」
奏「今週は俺と樹だけ、久々3人じゃない。」
ジ「えーいいないいな～」

まぁそりゃみんなめいめいに喋るわな。

樹「話聞けよ！！！」
キレた樹。

奏「ごめんて。で、何？急ぎの仕事？スケジュール変更？」
深刻な顔ってことは仕事関連だろうけど…

樹「しょっぴーが来ます。」

「「？」」
奏「うぇっ？」

樹「なんなら全員来る。マンズ兄さんたち。」

「「はあああ！！！？」」

ストハウス、ピンチかもしれません。
いえ、ピンチでした。

奏「えーと、じゃあ、議長樹に変わって、俺が進行です。では第1回ストハウス会議。マンズ兄さん達、襲来！ということで、どうしようか。」

北「やばいよ。」
樹「だから言ったのに俺。」
とりあえず俺に進行丸投げした樹が唸っていじけてる。ごめんて。

ジ「ペリー襲来みたいになってらw」
慎「マンズ兄さんたち黒船にされちゃったかぁ…」

コラコラ末ズ、現実逃避するな。

高「まぁでも…来るものはしょうがない。」
京「わんちゃん外とかダメなの？」
奏「あれでしょ？家自体見に来たいって言ってるだろうし…むりだよ。」

揃って頭抱える年長組。どうしよう詰み？？

なんで俺らがこんなにもマンズ兄さんたちの襲来…というか遊びに来られることに怯えてるかと言うと…

まぁ色々あって。おいおい話したいというか、マンズ兄さんたちが来れば嫌でも分かる。

高「とりあえず隙のないようにしとかないといけないよな…」

慎「奏隠しとく？」
北「俺らだけでおもてなしが出来るとでも？」
ジ「むりだね！！」
樹「狙ったように俺らの翌日オフ狙ってくるのなんなんだ？？」

京「あ、」
奏「おいまて、まてまて、そのあ、…は凄くよく分かる、嫌な予感のするタイプのあ、…だろ？」
京「さっくんが泊めてって。」

ほら見た事か。作戦会議の中1人スマホ触りだした大我。見守ってたらなんとまぁ素敵な情報をプレゼントしてくれた。

高「だれだよ！うちにゲストルームあるのなんて話したの！」
奏「俺だね…」
「「お前か！！！！」」

すごい怒られた…ちょっと凹む。