水族館の話。 ページ37
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『ありがとうございました。こちらお品物になります。』
「ありがとうございます、」
そう言って外に出れば、
京「荷物」
不機嫌顔した美人が。
「いや持てるわ、」
京「じゃこれ持って」
「ソフトクリーム？」
京「買ってきた、奏好きでしょ」
「ちゃっかり自分の分も買ってるから大我も食べたかったんだな？」
京「あーもー！うっさいなぁ！俺の分も持ってて。」
そう言って手渡されるのは2つのソフトクリーム。そのままお土産の袋はひったくられた。
「いただきます。」
京「はい召し上がれ、」
「おいしい！！」
チョコとバニラの1番すきなフレーバー。
さすが長い付き合い。わかってるぅ！
京「俺もちょうだい、手、塞がってる」
「塞いだんだろうが…ほれ。」
京「あ、美味い」
「はしゃいだから火照った体に丁度いいわ…」
駐車場までの道を歩きながらソフトクリームを無事完食。
車に乗りこみ携帯を見ると
着信:田中さんちのじゅったん 5件
着信:もりたろ 2件
着信:ルイス・ジェシー 8件
着信:こうち ゆーご 5件
着信:ぽくと まちゅむら 1件
時間、午後6時過ぎ！！！！
あ、死んだな。
怖い怖いてか着信云々の前に前酔っ払って巫山戯て変えた名前変えとかんと……
7時には帰るって行ったもんなぁ……今日一日オフな代わりに明日早いし……
あー……通知切ってたから全然気づかなかった……やっちまった……
「大我、秒で帰んぞ」
京「？なんか用事？」
「いや、お前のモンペが怖いだけ」
京「？？」
後で樹辺りにきょも独占してずるい！！とか言われそう……それに……
京「この後晩御飯とかじゃないの？いっつもそうじゃん」
「今回はイレギュラーなの！！」
気持ち強めにアクセルを踏み込みながら夜のドライブへと愛車は走り出した。
京「ROSYのPVみたい！」
「服だいぶカジュアルなROSYだな」
てか、PV俺も運転したかったんだけど若干。若干！！俺の身長のせいで収まりが悪く。
運転席はボツになった。悔しい何故だ。身長だ。伸びろよ。
京「(まーだ拗ねてる。)」
気持ちかっ飛ばしたお陰で約束から30分の遅刻。半殺しで済むかなぁ……
「てか、おい大我寝んなよ」
京「相変わらず奏の運転上手すぎ。」
2人して荷物下ろして、着いたのは……
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作者名：えるち | 作成日時：2021年11月12日 20時
