51話 ページ9
貴方side
『ま…前原?』
そう尋ねると、前原は笑顔で
前原「これでいいか?」
『お、おう。ありがと。』
そう言うと、前原は俺の座っているマットの隣に座ってきた。
前原「まあ、なんも聞かないけどさ、いつかは教えてくれよな?」
『あ、ああ。前原のくせに、生意気だな。』
前原「おい、それはひでーだろ!!」
そうやって頭をぐしゃぐしゃにしてきた。
『ちょっ、ウィッグが取れるから!!』
ごめんな前原。慰めてくれてありがと。
でも、絶対いえないんだ。
言ったらみんな離れてく。
いや、離れた方がいいのかもね。
こんな奴と友達になんてなりたくないか。だから、俺は言った。
『前原、みんなのところ行こっか。全部話すよ。』
前原「えっ。でも無理して言わなくて良いんだぞ!!」
本当に優しいな。
『大丈夫!それに言った方がスッキリするしな!!』
そういって前原の手を引いた。
今だけは、この手を離したくないんだ。
今だけ、今だけだから。
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ソラ - これもう、完結でよくね? (2020年12月21日 17時) (レス) id: 656b92ea12 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年7月11日 11時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - ああああさん» ありがとうございますっ!頑張りますね! (2019年10月6日 0時) (レス) id: 16d57a3306 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - がんばってください (2019年8月25日 22時) (レス) id: f48210ec73 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - 天華さん» ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅww頑張りますねぇぇぇぇぇww (2019年5月23日 0時) (レス) id: 16d57a3306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オーちゃん x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novelErikaOonisi/
作成日時:2017年9月24日 23時