可憐な花が咲くまで…【我ら空木高校栄進クラス!!】【合作企画】

辛いものチャレンジ（小鳥遊ふゆう） ページ9

中学と高校の違うところは勉強以外にあげるとすると、学食があることだろう

沢山のメニューがあるため毎日毎日飽きない

ゆうなは今日はオムライスを頼み、席に着いた
すると声がかかった

「隣に座ってもいいかしら？」

顔を上げると常臣の姿が

「常臣ちゃん！勿論です！」
「有難う」と常臣が隣に座る 常臣は何を頼んだのか気になったので見てみると

「……赤い」

そう 真っ赤なのである 一発でこれはめっちゃ辛い奴だと分かってしまうくらいに

「担々麺よ 私辛いものが好きなの」
声を弾ませながら嬉しそうにそう紹介する常臣
美味しそうに担々麺を食べていると、ふとこちらを見てスープを掬いこちらに向けた

「ゆうな 一口飲んでみる？」

「……え」

辛いものはあまり口にしたことが無いゆうなにとって、これは未知の挑戦だ
普通なら色とかを見て遠慮する所だが何を思ったのか、

「…飲んでみます」
自分から飲む方を選択した
(恐らく、「一口なら」と思ったのだろう)

ゆっくり口に入れたが辛さは来なかった

「あれ…思ったよりも辛くありませんね」
「けどそれ、後から辛くなるものだから気を付けて」
「え？」

その瞬間

「辛っっっっっ.…！？！？！？」
一気に辛さが襲ってきた
急激に舌が焼ける様に熱くなってきて汗が出てくる

「あら 辛さに慣れてないのね…大丈夫？」
常臣は悶絶するゆうなにすぐさま水を飲ませ、背中をさすった

「舌が痛い… 常臣ちゃんは平気なんですか…？」
「私はよく食べているから慣れているわ 辛さ控えめのものから慣れていきましょう」
「勉強になります…」

辛さを紛らわすためにいつもよりも勢いよくオムライスを頬張ったゆうなであった

セコム発動　※圧倒的に月夜が悪い（あーゆ）→←手合わせする？しよう！！（象）

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