可憐な花が咲くまで…【我ら空木高校栄進クラス!!】【合作企画】

学校ではお静かに…(ピピピのピ) ページ2

清浄かなside

現在うちは…亀寿さんと犬姫ちゃんと武石さんこの3人で校内を全力で逃げています。

何故かって？あれは3時間ほど前のことです

──────────
「ねぇ、かな」
そう話しかけてきたのは神鳥谷常臣ちゃん…と隣にいるのは櫛橋霧姫さんです。

「えぇ…っとなんですか？…うち何かしましたったけ…？」
少し不安になり聞いてみたが返ってきたのは
「いいえ、違うわ…審判をして欲しくてね」
審判…？
「なんの審判ですか…？」
「今から神鳥谷様とボードゲームをするので第三者からの審判が欲しいのです。まぁそんなことはないと思いますが、変なことをやっていたら報告してくれると嬉しいです。」

なるほど…審判かぁ、荷が重いな…
「あ、あの…もう1人審判として呼んで良いですか？」
うち1人だと不安すぎるので
「ええ勿論よ。」

──────────
「んで、あたいが呼ばれたってわけか！」
「理解が早くて嬉しいです！亀寿さん！」
うちが呼んだのは島津亀寿さん、彼女は良くも悪くもズバズバ言える子なので審判にはピッタリかと…！

「それではスタートして下さい。」
うちの声掛けで試合が始まった
先行は常臣ちゃん、後攻は櫛橋さん。2人ともとても真剣にやっております。

「なぁ、かな…これ何回やるんだ？」
「えーっと確か…6回です」
「え！？…あたいなら絶対集中力切れるわ…。」


スタートから、1時間
今の所3回試合して、櫛橋さん2回、常臣ちゃん１回
勝っております。

すると
「犬姫ェェェエ!!!!!!!」
「今回はツッキーに負けないからっ!!!」

犬姫ちゃんと武石さんの喧嘩が始まりました。
まぁ、いつもの事なので…茶々ちゃんと上杉さんが止めに……
あれ？…もしかして2人とも…いない？

そんなことを考えてると

「あ、危なｯ…!!!!!!!」
ガッシャーン!!!!!!!!!!!!!!

亀寿さんの声は1歩遅く、犬姫ちゃんと武石さんはボードゲームがある所へ倒れ、もうすぐ4回目が終わりそうなゲームは意味を無くした

「いって……あ」
「ツッキー降りて！重い…!!」
「ちょｯ!?犬姫、ちょっと黙って！……うわ…えーっと…ごめん2人とも」
犬姫ちゃんは状況が理解出来ておらず頭に？を浮かべており
武石さんは申し訳なさそうに犬姫ちゃんを引っ張ってどっか行きました。

「2人とも大丈夫か?」
「ええ、怪我はないですわ…」
「また、もう一度やりましょう」

そして2人はまた最初からゲームを始めた

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