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それから数秒程沈黙していると、大分体調が回復したシユがゆっくり起き上がり呆れる様な一言を言う。

「んな事より……さっさと行くぞ」
「行くの?」
「いや少し休みましょうよ!?」

すかさずイルナはシユの肩を掴み、座らせると自分も座り一息付く。

「一応乱れが起こってる素は供給されてないから気分、結構大丈夫なんだよ。だから行く」

無理矢理座らされたシユは、少し不機嫌気味に頬を膨らませそっぽを向く。

「あの……シユ様。供給とは何の事で?」
「え、分からない?」
「うぅ……すみません……」

シユは、イルナに質問されると、何で感じないの?と、言いそうなジト目でジッと見ていると、何故か思わず、イルナは謝る。

「まあ良いよ。わからないんなら一から説明してやる」
「え、い、一から……?」
「あぁ。まず!素がどういうものなのかわかるか?」

シユはそう言うと、答えを待つようにイルナをジッとみつめる。

「あ、えと、確か……全属性の種となる魔晶が集まったもの……?」
「魔晶じゃねぇよ。アルテタトだ、アルテタト」

イルナの回答にシユは深い溜め息を付くと、頭を抱えぶつぶつと小言を言う。
それを微笑ましく見ていたルリは、「そう言えば!」と、大きな声を出す。

「シユって見た目と言葉使いあってないよね」
「今それ全く関係無いからな!?」

シユは声を荒らげてツッコムと、先程より深い溜め息を漏らす。

「で、話を戻すよ。まず素の元となるアルテタト、まあ属性粒子や他にも色々と言い方はある。そしてさっき起こった素の乱。アレはプ……闇と光を中心に大きく乱ていたんだ」
「何故その様な事がわかるのだ?」
「俺が得意なの闇と光とか……火に、珍しいけど聖属性だからかな?」
「せ、聖……ぞ、く……性?」

悪気無さそうな顔をしながらシユがそう言うと、イルナは思わず固まった。
そもそも悪魔、それもシユの様に肌にあまり色見が無い種族は日光に当たれば干からびたり灰となったりしてしまうのがほとんどだ。
だが例外もあり、干からびたり灰となったりしない者もいるが、そうならない分、日光にあたると力は弱まり、本来の4分の1、それ以下の力へと低下する。

だがシユは干からびもせず、灰にもならず弱体化もせず、何も変わらずたたずんでいた。
そして、今まで『特殊ハーフ』だからという理由で通っていたシユであったが、流石に聖属性を使えるとなっては話しが変わる。

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設定キーワード:アルテミアス , オリジナル , 学園ファンタジー+戦闘   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:矢骸 鵺与 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年3月8日 19時

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