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肆拾伍話 ページ30
ーA視点ー
左腕がない。
右眼もない。
痛い、激痛が走る。
私は叫んだ。
『ああああああああああああああああああああ!!』
弟斬の腕はもうとっくに再生しており、黒百合の眼も治っていた。
弟斬「アッハハハハハハハハ!!!ザマァミロ!!僕ヲ傷ツケタ恨ミガコウナッタノサ!」
黒百合「キャハハハハハハハハハ!!!私達を傷ツケルカラソウナルノヨ!!」
『うぁぁあっ…!ぐぁあああっ…!』
膝から崩れ落ち、体が床に触れる。
脚にちからが入らない。
視界が歪む。
『り、ん…たろ…りん、…こ…』
二人は私などには目もくれず、狂気を帯びた笑い声を鳴らす。
『こ、んな……………ぐっ…お、ねぇちゃんで…………………ごめ、…ね…ごめん………ね…きっと…助けて…………あげる、か、ら…また…にぃ、さ…と………一緒…に、くら…そ…ね…わた、し…が………おね、ぇちゃ…が…助けて…………あげる…よ…』
私は二人に手を伸ばしたが
視界は闇に溶け、何もかも分からなくなった。
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作者名:靉 | 作成日時:2020年10月25日 10時