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「よーく聞いてや?」

「うん…」

「好きなんよ、Aのこと。俺のになって。」

「うん…!?」



そう言って、額に唇を落とすluz君。
へ……好き?え?luz君が、私を??好き…??
好きって、その、つまり、えっとこの場合はLikeじゃなくて……Loveの方で…!?

その事実に顔に一気に熱が集まっていく。それを見たluz君はまた満足そうに笑っていた。




「で?好きやろ…俺のこと。」

「えと……」

「嫌なんて…言わせへん。」

「luzく……ひゃっ」


言おうとした言葉を遮るように、頬に額に、首にキスの雨を降らせてくるluz君。
いや、その…えっと…!?好きか嫌いかでいうなら…うん。

職場でもトップのイケメンにこんなことされております…何て冷静な思考はない。
返事をしようにも、降り注ぐキスの雨に思考がどんどん奪われていく…これはまずい。



「luz君…!ちょ、やめ…」

「んー?」

「返事できない…!!」

「ん、それは困るわ。」


そう言ってキスをやめるluz君。
むかつくことに、フラれるなんて心配は彼の中にはないらしい。

大きく深呼吸して、少しだけ冷静を取り戻す。
うん……私だって、好きでもない男の人と2人で残業しないし、遊びに行かない。

 


「……好きだよ、私も。」

「ふふ…よくできました。」

「何それ!」

「んー、だってA鈍いんやもん。」

 
よかったー、なんて言いながら強く抱きしめてくるluz君。
時計の針と、互いの心臓の音だけが聞こえてくる、心地いい時間が少し過ぎた後
不意に彼の腕の中から解放された。何事かと思って見上げると、妖艶な笑みを浮かべた彼の姿が。



「初めてかぁ…んじゃ、Aの初めては全部俺がもらえるんやな。」

「ちょ…!?」

「ふふ、食べちゃってえぇ?」

「な、何言って……」

「たーくさん、愛してあげる。」

 


その後、どうなったかなんて
これからどうなるかなんて、言うまでもない。


 
 
 


「愛してるで…A」

Mafumafu 『いつも傍に。』→←**



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切り株(プロフ) - すみません!好評価しようとしたら間違えて低評価押しちゃいました!すみません。応援しています!頑張って下さい! (2019年7月14日 21時) (レス) id: b071ec8f6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Elice | 作者ホームページ:***  
作成日時:2019年7月11日 17時

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