浮気症彼氏。 (ページ9)

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浮気９ページ9

ASIDE

『………ていうわけ。』

セフンのことをベクに全部話した。

ベクがどんな顔をしてるのか

気になるけどやっぱり怖くて

顔を上げれない。

重く長い沈黙。

それを破ったのはベクだった。

BH「顔上げろ。

俺は反対しないから。」

………。

今のは空耳？幻聴？？

一応ゆっくりと顔を上げて

ベクを見ると、

予想してた拒絶するような顔とは

打って変わって

いつも通りのベクのままだった。

『ごめんベクもう一回言って。』

BH「だ～から、

俺は別に反対はしないよ？」

空耳じゃなかったんだ。

幻聴なんかじゃなかったんだ。

気づいたらベクの胸に飛び込んでた。

『ベク～～～！！！』

BH「うわっ！

急に抱き付くなよ！あと泣くなって！

こんなとこチャニョルに見られたら

俺たぶん殺される！」

そう言ってベクが私から離れて

周りをキョロキョロと見渡してた。

そして誰もいないことを確認すると

BH「とりあえず、セフンとのことは

俺以外には誰にも言うなよ？

特にミンソギヒョンの耳に入ったら

もうおしまいだからな。」

『分かってる！』

BH「それにしてもセフンかぁ～

アイツがそんなこと言うなんてね～。

ただのダンス馬鹿だとしか思ってなかったわ。」

『え、セフンってダンス部だったの？』

BH「え！？お前それすら知らなかったの！？

ダンスめっちゃ上手いんだよ？」

…知らなかった。

BH「ま、今度暇なとき見に来いよ。」

『待って、ダンス部ってことは…』

BH「そ。チャニョルもいるよ。」

『無理絶対行かない。』

BH「だろうな(笑)

ま、気が向いたらでいいから。」

『気が向いたら…ね。』

BH「なんか楽しくなってきた！

リアルな昼ドラみたいで(笑)」←

『……結局は楽しんでるのね…』

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