浮気症彼氏。 (ページ30)

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浮気３０ページ30

ASIDE

「へぇ～Aちゃん面白い(笑)」

『私もドギョムさんと話してて楽しいです！』

「なにそれ嬉しすぎる！」

意外と…楽しいかも。

初対面の人と話すのは苦手なはずだったのに
なぜだかこの空間では自分から話せる。

話が弾むと楽しいし
相手の幸せそうな顔をみるのも嬉しい。

なに、私もしかして水商売向いてる??

KA「Aさん」

そう呼ばれて席を立つ。

次のお客さんの席へ行くため
黒服のカイさんと向かう。

オープン前に少し話して気が合った人。

カイさんが私にしか聞こえない声で

KA「初めてなのにすごいですよ」

『そんなことないですよ。
でも話しててとっても楽しいです。』

KA「では、次のお客さまも
幸せにしてきてください。」

そうクシャと笑って、次のお客さまの
席についた。

とても若そうな、でも余裕のある感じ。
若いうちに成功してる人なんだろうなぁ。

『初めましてAです！
一日だけですが、よろしくお願いします！』

「なんで一日だけなの?結構俺タイプなのになぁ。」

『ありがとうございます！
今日は事情があってここで働かせてもらってて』

「気になるけど、教えてくれないのは
わかってるから聞かないね(笑)」

『優しいんですね』

そう話しているうちにすぐに打ち解けて
場内指名というものをしてくれた。

やっぱり楽しいなぁなんて
思いながらふと出入り口を見ると
ドキンッと心臓が飛び跳ねた。

そこには、確かにセフンがいたから。
でも1人ではなくて友達らしき人が隣にいた。

誰か指名しちゃうのかなぁ。

そう思っていると、

KA「Aさん。」

「も～行っちゃうの～??」

『すみません、今日は本当に楽しかったです』

「また会えること楽しみにしてる」

『私も』

そう言って席から離れて、
次のお客さまのほうへ向かう

KA「次はユギョンさんと一緒にお願いします。」

すると目の前にユギョンさんがいて

YG「私がセフンオッパ接客するから。」

そう私の耳元で言った。
次はセフンたちとなの??
オッパって…絶対セフンのほうが年下なのに。

私も年齢詐称してるけどさ…。

そう思いつつ席の前に立って、

YG A『「こんばんわ～！」』

そうあいさつして席に着く。
なんだかセフンの顔が見れなくて、
いつぶりだろ、こんな緊張したの