浮気症彼氏。 (ページ16)

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浮気１６ページ16

ASIDE

するとセフンが

私の制服のボタンに手をかけた。

丁寧に一つ一つゆっくりと外していく。

そしてワイシャツのボタンに

セフンの手がかかった時

セフンの手がピタっと止まった。

私はセフンを見ると

SE「……最後に聞きます。

ほんとにしていいんですね？」

正直、

今すごく心臓がドキドキと脈を打って

緊張と不安でおかしくなりそうだった。

そんな私のこともお見通しのような

心配そうな目で私を見つめるセフン。

とにかく今はチャニョルとサランちゃんのことを

ただ忘れたかった。

『…いいよ、早くしてっ』

そう言うとすごい速さでセフンが私の首筋に

吸いついてきてチクッとした痛みが走った。

するとその後は何もせず

ゆっくりと離れると

SE「今日はここまでです。

マークつけてしまってすいません。

ヌナが可愛すぎたので

ちょっとした独占欲です。」

何を言っているのかさっぱりわからなかった。

SE「…ヌナはほんと純粋すぎです。」

『……私勘は鋭いほうだと思うけど…』

SE「…………こういう意外と鈍感なところとか

ほんと、ヌナって人は…」

”ズルい人です”

セフンは優しい目でそう言った。

ズルい？

私のどこがズルいの？

それを聞こうとしたとき、

携帯の着信音がブレザーのポケットから聞こえて

チャニョルに帰れないって連絡するのを

忘れてたことを思い出した。

急いでブレザーから携帯を取り出すと

やっぱりチャニョルからで

通話ボタンを押そうとしたときだった。

『きゃっ』

それは突然セフンに押し倒された。

そしてまたキスが降って来た。

それは電話に出るな、と

訴えているようで、

私は静かに目を閉じてキスを受け入れた。

徐々に深くなると

『ん…っ…んん…』

自分の声じゃないくらい

いやらしい声が響いてしまった。

SE「声、我慢しないで。もっと聞かせて？」

『……セフンんっ…』

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CY”………A？”

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