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6話(蒼桜) ページ7

[夢主様side]

エミリアがレムとラムを宥めてくれたので、
私たちは土方さん達と屯所に向かった。







屯所に到着すると…え、ちょま、え?
あの…ゴリラ迷い込んでますけどォ!?




「ひ、土方さん!」




私は小声で言いながら土方さんの肩をつつく。




「何だ、そんな慌てた顔して」




「ゴリラ!ゴリラ迷い込んでますよ!動物園に
連絡した方g」




「ゴリラじゃないからァァァァァァァ!」




隣では土方さんが肩をすくめて呆れた顔をし、
エミリア達は苦笑していた。
沖田くんは相も変わらずニヤニヤしている。




「あのな…この人はゴリラじゃなくて、れっきと
した真選組局長の近藤さんだ。」





「きょくちょっ…え、でも…マジでゴリラ顔
だったんだ…」




漫画での近藤勲の登場シーンを回想しながら
呟いていると、近藤さんがなにやら土方さんに
コソコソ話掛けている。




「な、なあ…トシ。この子何を言ってるんだ?
"マジでゴリラ顔だったんだ"って、まるで俺の事を
前から知っているような口ぶりじゃないか…」




「ああ…近藤さん。さっきもこいつは、屯所に来い
と言った瞬間すげー喜んでたんだ。他の奴らは、
屯所に来る事を拒否ったんだけどな。」




屯所に行きたいのはそんなにおかしい事
だったのか?あの真選組屯所だぞ?
銀魂ファンで行きたくねー奴居るのか?



そんな中、レムやラムが、エミリアに



「やっぱり、早くここから出ましょうよ、エミリア様。」


だの


「こんな所に居たら、いつエミリア様の身に危険が降ってくるか分からないわ。」



だの言って、エミリアに早く帰るよう促している。
でも流石エミリア。
まるで女神のように微笑むと、2人に言った。



「なんだか怪しまれてるみたいだし、早くこの人達の誤解を解くのが先決だと思うの。この世界から
帰れない限りはここで暮らすしかないわけだし、
2人とももう少し我慢しましょう?」



「「はい、エミリア様。」」



2人が返事すると同時に、「え、俺空気?」と
呟いたスバルの声は、屯所の暑苦しい空気に
消えていった。




「…取り敢えずお前ら。この辺では珍しい格好
してるよな?どこから来た?」




「ルグニカです!」



私が直ぐに答えると、土方さんは顔をしかめた。




「は…?ルグニカ?何処だそれ」




そりゃこーなるわな。
ルグニカは銀魂の世界に無いから。




「もう少し詳しく話を聞かせてくれ」





私たちは屯所の中へと通された。

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わごむ - ふぁっ!?終わりって書いてた...なんかすいません (2020年1月13日 23時) (レス) id: 37d509fa97 (このIDを非表示/違反報告)
わごむ - なんで今更見つけたかなぁぁぁ!?あっ、すっごい好きです。更新待ってます! (2020年1月13日 23時) (レス) id: 37d509fa97 (このIDを非表示/違反報告)
蒼桜 - エミリアたん天使っていう定期さん» 返信が遅れて申し訳ありません!コメントありがとうございます!逢威とも相談して、これからも更新頑張りますね! (2018年11月4日 18時) (レス) id: 6b4203fd69 (このIDを非表示/違反報告)
エミリアたん天使っていう定期 - 好きです!!更新頑張ってください!! (2018年10月28日 20時) (レス) id: 09e6bd33b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:逢威、蒼桜 | 作成日時:2018年9月16日 17時

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