Still Dreaming 7 (ページ2)

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遠く離れた君へページ2

10月28日。今日はケーキを買って帰ってきた。

肝心な本人はいないけど。

「まだ仕事してるかな…」

ダメ元でビデオ通話をかけてみると何度かコール音がした後に懐かしい声が聞こえてきた

WW「A」

「ウィン子〜！！！！」

久しぶりに見る顔になんだかドキッとした。
そしてその後に訪れる安心感。

「出てくれてよかった…いま大丈夫？」

WW「久しぶりだね。大丈夫だよ、もう今日の仕事は全部終わったから」

ウィンウィンが中国に行ってしばらく経った。時々連絡は取るけど、こうして顔を見たのは久しぶり。

「スーチョン、お誕生日おめでとう」

WW「ありがとう。カトクでも言ったけど、Aも誕生日おめでとう」

「ありがとう♡スーチョンと同じ年だけじゃなくて同じ月に生まれてるなんて、ほんと感動」

WW「凄いよな笑」

「そっちでの生活はどう？久しぶりの母国満喫してる？笑」

WW「遊びに来たわけじゃないんだから。笑でもまあ楽しめてるよ。ドラマの撮影もしてるし」

「元気そうでよかった。あ、そうそう見て笑
スーチョンの誕生日祝いでケーキ買ってきたの。まあ私の分しかないけど？笑」

WW「待って、俺も今日スタッフさんからケーキ頂いたんだ笑」

お互い画面越しにケーキを映す

「わあ、一緒に食べられるじゃん！お互いの誕生日祝いできるwwwwスーチョン、スクショするからケーキ持って」

WW「はいはい笑じゃあ終わったらAもやってね」

交互にケーキを持ってはスクショして写真に収める

スーチョンと私の腕に見えるのはお揃いのブレスレット。
本当にずっとつけてくれてるんだ。

写真は後でインスタにあげよーっと。

「ハッピーバースデー、スーチョン！…と私！笑 24歳も素敵な年になります様に！いただきまーす♡」

WW「俺たちおめでとう笑」

口に運んだケーキはいつもより甘くて、美味しく感じた。

この部屋には1人だけど、スーチョンと繋がっている。

そういえば、あの時もスーチョンが私のためにスイーツ買ってきてくれたな…なんて昔のことを思い出した。

「スーチョンといる時甘いもの食べがち笑んで、凄い美味しく感じる…」

WW「確かにそうだね？笑また今度買っていってあげる」

"また今度"

その言葉になんだか寂しくなった。

次に会えるのはいつになるのだろうか。