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サマディーに戻ると、ファーリス王子がサソリを捕らえてきたとお祭り騒ぎだった。
しかし、サソリに括り付けたはずの鎖が取れ再びサソリが暴れ出したのだ。
(流石にあれはファーリス王子も無理よね…。)
なんて、レイは心の中で思って…ファーリス王子もサソリの姿を見るなり後退りをしていた。
そんな中、「騎士たるもの！」と聞いたことのある力強い声が響いた。
声の主を見ると、シルビアから発せられる声だと言うことがわかった。
そして再び、「騎士たるもの！」と大きくファーリス王子に投げかけた。
「どんな逆境にあっても正々堂々と立ち向かう！」
シルビアの声が、気持ちが届いたのか…ファーリス王子も言葉をつなげた。
「そう！アナタは騎士の国の王子！卑怯者で終わりたくなければ戦いなさい！」
シルビアの言葉に、ファーリス王子は剣を強く持ち直し構えた。
「ファーリス王子！」
レイもいてもたってもいられず、応援の意を込めてガッツポーズを向けた。
すると、ファーリス王子は小さく頷きサソリに立ち向かっていった。
しかし…ファーリス王子の剣が折れてしまいやられる…と思ったところでシルビアが間一髪トドメを刺した。
ー
シルビアの言葉が今度こそファーリス王子に届いたのか、王子は陛下達に全てを話し、虹色の枝についても話してくれた。
しかし、サマディー王は行商人に売ってしまい、その行商人はダーハルーネに行ったらしい。
「君たちには本当に世話になった。何か困ったことがあったらまたサマディーに来てくれ！レイも、これからのボクを見ててくれよ！」
「…えぇ、勿論です。」
(とは言ったものの、何で私だけ名指しなんだろう…？)
サマディー王とファーリス王子が笑い合う中、一人レイは首を傾げながらも、城を出ようとするイレブン達の後を追った。
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りあ@プリ小説してまーす(プロフ) - こちらの作品、見ててハマりました。これからも応援してます。 (2020年12月15日 2時) (
レス) id: 3b49f92543 (このIDを非表示/違反報告)
ペルイ - カミュとシルビアかなと思います。これからも頑張ってください！応援しています！ (2019年10月27日 23時) (レス) id: 9613fd4f62 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - カミュがいいです。更新大変だと思いますが、頑張ってください！ (2019年10月27日 20時) (レス) id: 9995b93200 (このIDを非表示/違反報告)
緑茶 - グレイグがいいです。 (2019年10月27日 2時) (レス) id: b9f83decc8 (このIDを非表示/違反報告)
レン - 楽しく読ませて頂いてます。私生活も有りますので、ゆっくり更新でも良いと思います。��シルビアさんや�ゥ哀譽ぅ阿�良いかなと勝手に思ってます。 (2019年10月22日 22時) (レス) id: acc6103e6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひじり若葉 | 作成日時：2019年10月14日 8時
