あの頃のまんま ページ4
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というわけで、
冷蔵庫に豚肉突っ込んで、
ちょっと化粧も直して、
マンションを出ると
亮ちゃんは私を見つけ、
ひらひらと手を振る。
うーわ。亮ちゃんなん、ほんまに…?
ってまた半信半疑。
あの亮ちゃんがああなるかね…
まぁ昔からめちゃめちゃかわいかったけども…!
私が亮ちゃんのお姉ちゃんとかやったら
絶対ジャニーズ事務所に履歴書送ってたけど!
いやいやイケメンになりすぎやろ…
「なに?見とれてんの?」
「は?違うし」
「わかりやす」
からかうように笑う亮ちゃんに
めっっっちゃ腹立つ!!!
「亮ちゃんチャラい人やろ。めちゃめちゃチャラいんやろ。絶対遊んでるやろ」
「ん〜?」
「ほら、否定せえへん!!うわー!最低!!!」
「何食う?」
すぐ無視する!!!
「…お肉?」
そこで答えちゃう私も私ですけど!
「そういえば昔から肉好きやったよな。そのわりに全然背伸びひんかったけど」
「一言多いな、さっきから」
いちいちイラッとしながらも
連れてきてくれたのはええ感じのお店。
「高そうやない?」
「そうでもないで。まぁ奢るし」
「亮ちゃんには奢られたないわ」
「なんでやねん」
ヤイヤイ言い合いながらも
メニューを開くと心が踊った。
なにこれ全部おいしそう。
「え〜〜どれにする?!」
「好きなん頼み」
「迷う。…あ、」
亮ちゃんの弱み、思い出した。
「亮ちゃん苦手なものあるやろ?食べられへんの先に言うといた方がええで!」
「ニヤニヤしながら言うなや。えっとな、これとこれ以外ならいける」
「ふーん。わりと食べられるようになったんや?偏食くん」
「変な呼び方すんなって!だいぶ食えるようになったし!」
「ちっちゃい頃偏食やったから背伸びひんかったんやなぁ〜〜!残念やな!!!」
「仕返しか!!」
かれこれ、18年ぶりとかなのに
会話の感じとかあの頃のまんまで
めっちゃ懐かしい。
お互いに幼いのか?(笑)
「亮ちゃんワイン飲める?」
「うん。飲めるで」
「じゃあこれ飲も!」
「ボトル?」
「うん。あかん?」
「A酒強いん?」
「うん。結構いける」
グーサインを亮ちゃんに見せると
ならええで、と笑った。
亮ちゃんは店員さんを呼んでくれて
全部注文してくれた。
少しして届いたワインで乾杯!
亮ちゃんとワイン飲むなんて
なんか変な感じするよな。
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ちっち。(プロフ) - 海辺でサーフィン見て、その後にこんな告白。最高です。 (2019年10月9日 21時) (レス) id: e0ad5c0d9d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆっくりでいいので書き続けてくださると嬉しいです!楽しみにしてます。 (2019年9月8日 13時) (レス) id: e6cd576f98 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 書き続けてください!!楽しみにしてます! (2019年9月8日 11時) (レス) id: 4dd27c5f5a (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぐ(プロフ) - 私はこのシリーズが好きなので、最後まで書き続けて欲しいです! (2019年9月8日 10時) (レス) id: b492ad2b45 (このIDを非表示/違反報告)
なえこ(プロフ) - 無理ないペースで構わないので最後まで下記続けて欲しいです! (2019年9月8日 2時) (レス) id: 5d7b88d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるまる | 作成日時:2019年6月28日 23時