Conquest ページ5
一人で自分に言い聞かせると泉がスマホを見ながらやってきた
泉「これ、アンタが見たほうが良いんじゃないのぉ？」
そこにはEdenのライブの様子が流れてた
いつもの日和らしくないというか、とても決断がわかりやすい表情で
パフォーマンスなども力がある
これはどうしたものか、やっぱり距離を置いて正解だったかもしれない
そう思うと少し寂しいけど、同時に短期間でたくさん成長して嬉しい
そんなことを思っていると無事ライブが終わって
日和が珍しく手で観客を静粛にする合図をした
いつもは凪砂がやることなのに、そして彼は話しだした
日和「今日は来てくれてありがとう
僕達Edenは最近仲違いをしたね
それは大事な人を追放するかしないかで起きたことでもあるね
僕達にとって大事な人は皆がよく知っている代表取締役の西園寺Aちゃん
彼女は…僕が想いを寄せている人だね」
そう言うと案の定悲鳴に近い呻き声や驚きの声が聞こえた
日和「皆にとってアイドルはファンに愛を届ける存在なのはわかっているね
僕達が恋愛をすることはマナー違反、君たちを裏切ることになる
でも、それでも僕はあの子のことが好きになってしまったよ
それでもまだ僕を…Edenの想いを応援するのなら
Aちゃんが帰ってきてほしいことを意味するEveの青色のサイリウムを光らせてほしいね
もしも、どうしてもそれが嫌なら 僕は一般人になりたいね…
因みに、Adamは僕達Eveに反対しているけど
これはAdamなりの守り方
いずれにしろ僕達がAちゃんのことが好きっていうことに変わりはないね」
そう言い終えると会場がザワザワし始めた、不満な顔をする人や共感する人、中には笑顔な人もいる
けれど想定外の結果として周りが青色で埋め尽くされた
もちろんAdamの赤もいくつかあるけど…
すると日和は涙目になりながら精一杯の笑顔で感謝の気持ちを伝えた
どうやらファンはそれでも応援するみたいだ
日和「どこかにいるAちゃん、今この映像を見ているのなら帰っておいで
君の居場所はまた一つ新しく増えたよ」
A「…泉、もしかして今日のライブの内容わかってたから持ってきたの？」
私がそういうと彼は目を逸らしてわざとらしく言った
泉「別に？俺がわざわざAのことばっかり気にすると思うの？」
レオ「わはは☆素直になれないなセナは…一緒に帰るか？A
騎士としてエスコートしてやる」
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作者名：ひぃちゃん | 作成日時：2020年7月19日 13時
