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森の柵の近く
そこにノーマンとエマがいた
私は離れた木の裏から、様子を見ていた
何か話しているようだが、遠くて聞こえない
スッと、二人は立ち上がり、柵の先の遠くを見る
そして、駆け出した
慌てて私も後を追おうとしたが、後ろから何かに腕をひかれた
『あっ!』
ユウ「静かに」
いつの間にか後ろにまわっていたユウお兄ちゃんの膝に静かにおろされる
気配がしなかった
『なんでここに?どうしてここが?』
ユウ「それよりも、二人を止めなくてよかったのか?」
『いいでしょ、どうせいつか知ることになるから』
私はユウお兄ちゃんの膝からおりて、ハウスの方へと戻る
だが、戻ろうとした足は、ユウお兄ちゃんの一言で止まってしまった
ユウ「セラは特別な箱を使わないのか?」
.
.
.
え?
私
『え?どういうこと?なんで箱のこと?誰にも教えてないのに...それに私はって...』
ユウ「言った通りだよ。頭のいいセラなら理解できるだろう?」
『じゃあユウお兄ちゃんも』
ユウ「さて、そろそろハウスに戻ろうか。日も傾いてきている。」
『話はまだ終わってない』
ユウ「ハウスで聞いてあげるよ。今日夕食後、僕の部屋においで。全て話してあげるよ」
そう言い残して、ユウお兄ちゃんはハウスのほうへと歩いていってしまった
残された私はそこに立ったまま、動けなかった
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碧(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます!! (2020年1月12日 16時) (レス) id: fe5bdcf85c (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 面白いです!頑張って下さい!! (2019年12月4日 17時) (レス) id: e5389fce93 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - ネギトロ81194さん» すごく嬉しいです!!頑張るつもりで頑張ります! (2019年10月13日 12時) (レス) id: f4a233b79b (このIDを非表示/違反報告)
ネギトロ81194 - 面白い…最高…神…好き…更新頑張って下さい! (2019年10月10日 15時) (レス) id: 0e7815ed8c (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 碧さん» うん…本当だった… (2019年9月16日 10時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧 | 作成日時:2019年5月2日 21時