《名探偵コナン》瞳の中の暗殺者

31話 ページ32

蘭のお陰で、完全に気絶した風戸









コナン「蘭姉ちゃん、凄い…」









そう言うコナンは唖然としていて、









蘭を怒らせないようにしようと心に決めた。









一方、蘭は…









蘭「コナン君は大丈夫？」


コナン「うん、僕は大丈夫！」









コナンと一緒にAに駆け寄る。









蘭「A？！ しっかりして？」


「…お、姉ちゃん…？」









蘭の呼びかけに薄らと目を開けた









コナン「もう、大丈夫だよ！」


「…コナン君、怪我…してない？」









ゆっくりとコナンの方を見て怪我をしていないか確認をするAに









蘭は目を丸くした









蘭「A…分かるの？」


「うん、思い出したよ。全部…ｹﾞﾎｹﾞﾎ…」









力無く喋るAと嬉し涙を流していた









そして、目暮警部や高木刑事、白鳥刑事の他









小五郎や妃、園子に博士…少年探偵団たちも駆けつけた









小五郎「A！！蘭！！」


蘭「お父さん！！お母さん！！」


妃「Aは？」









小五郎と妃がAの元に駆け寄ると相変わらず









荒い呼吸をしているAがいた









白鳥「今、救急車を手配しました」









病院で手当てを受ける為、救急車を呼んだ白鳥刑事。









風戸は無事に逮捕され、Aは病院で手当てを受けた









ー 病院 ー




小五郎「先生、Aは？」


医師「怪我も大した事、ありませんし

点滴が終われば帰宅して大丈夫です」









帰宅許可が出て喜んでいる小五郎と妃、蘭。









コナンもまた一安心していた。









ー 帰宅 ー








Aの記憶が戻ったと知り、帰宅したコナン達。









小五郎「今日は部屋でゆっくり休め！」


「うん…」









点滴をして落ち着いたとはいえ、疲れきっているAの体









Aは部屋に入るとそのまま、ベットに横になった









ー 数時間後 ー






お風呂から上がったコナンがAの部屋を覗く









コナン「…寝てるよな…」









そこには寝息をたてて、スヤスヤ眠っているAがいた









コナン「………」


「……ん、……新、ちゃん…？」


コナン「わりぃ。起こしたか？」


「うんん、大丈夫…」









Aの腕に巻かれた包帯を心配そうに見ていると









Aは目を覚まし体を起こし始めた

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