《名探偵コナン》瞳の中の暗殺者

16話 ページ17

その頃、コナンは事件の捜査で









松栄反応が出なかったトリックを突き止めていた









コナン(だからあの時…)









その頃、Aは風戸から"しばらくは記憶を取り戻すのは危険"









と言われ、部屋に引きこもっていた









小五郎「…なんか引っかかるなー…」









風戸の言葉に違和感が消えない小五郎。









妃「頭痛が酷いからじゃないかしら？」









Aの事を1番に考えてる妃は何も感じていなかった









そんなある日、園子が再びやって来た









園子「あれからどう？」


蘭「うん…部屋から出なくて…」


園子「そっかー…」









人と会うことも避け、部屋に篭っているA









園子「あれ？ガキンチョは居ないの？」


蘭「うん、今日も出掛けてくる！ って出て行った」









そんな話をしながらテレビを見ていると再び









トロピカルランドの特集がされていた









蘭「あ！」


園子「トロピカルランドかぁ〜。

A、新一君と行った時、楽しくなかったのかな？」


蘭「それは無いと思うよ？

少しの間、噴水になる所があるみたいで

凄く綺麗だった！！って喜んでたし」


園子「そこに行ってみたら思い出すかな？」


蘭「分からない。また頭痛で倒れちゃうかもしれないし…」









リビングから聞こえてくる会話をAは部屋で聞いていた









そして…









「トロピカルランド、行ってみたい…」









部屋から出たAは蘭と園子に告げた









蘭「A！！」


園子「本気で言ってる？」


「(コクン)

また頭が痛くなっちゃうかもしれないけど

夢の中で毎日のように誰かが言うの…」


蘭「なんて？」


「お前の事は何があっても助けるから安心しろ！って…」


蘭/園子「！！！」


園子「それって新一君じゃない？」


「顔は見えないし誰かも分からないけど…」









Aの夢の話に蘭と園子は心当たりがあった









それはまだ新一がコナンになる前の時…









蘭「ちょっと新一！！」


新一「何だよ〜」


蘭「またAの事、連れ回したでしょ？」


新一「あいつが勝手について来んだよ！！」


園子「蘭はAがその内、事件に巻き込まれないか

心配なのよ！」


新一「んなの俺も同じだよ…(ボソッ)」


蘭/園子「え？！」


新一「あいつの事は何があっても守ってやるから心配すんな！！」









そんなやり取りをしていた

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