Awesome Ordinary (ページ6)

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デートのお誘いページ6

同室のジョンウが動く音で目が覚める。

普段ならそんなことないけど、昨日はなかなかハードな練習だったせいで寝るのがすごく早かった。

昼まで寝ていようかと思ったけどせっかくの休日に予定より早く目が覚めたのも奇跡。

体を起こしてベッドの上で今日何しようか、とボーっと考える。

Jw「ごめん起こした？」と謝るジョンウに「展示会、行くから」ととっさに思いついた予定を伝えた。

連絡、何で来てたんだっけと展示会の案内をさがす。

場所はどこで、何時からだっけとスマホを見ていると部屋の扉が控えめに開く。

「オッパ、起きてる？」

少し開いた隙間から除くのはNCTの唯一のヨジャメンバー。

「起きてるよ」と声をかければ可愛い笑顔で近づいてくる。

同じグループのひいき目なしにしてもAは可愛いと思う。

顔はもちろん、いろんなことに興味があって、感情がわかりやすくて、反応がいい。
これでお酒を飲むのが好きだから、よく合う97Lineのメンバーにも一回連れてきてと会うたび言われている気がする。

絶対につれていきませんけど。

一度歌番組でドギョムにあったとき、「Aちゃん次の97回は来週なんだけど、どう？？」とグイグイ来られて苦笑いしていたのが懐かしい。

人見知りもしないタイプだけど、俺に気を使って困った顔していたのが珍しくて可愛かった。

「オッパ今日出かけます？」
「うん、展示会行こうかなと思って」
「私も！一緒に行きません？」

ジョンウから聞いたのか俺の予定を知っていたようで、寝起きとは思えないいい笑顔で誘われる。

さっき場所を確認したらちょっと遠くて面倒だな、なんて思ったところだったけどAがいるのならなそんなの一切関係ない。

「うん、いこ」と返せば「やった」とごきげんな笑顔。

寝起きだしユウタヒョンが「おもろいやろ」と買った変な柄のパジャマなのになんでそんなに輝いて見えるんだろう。

「でもオープン昼からでしょ？」
「うん、だからその前に練習着買いに行きたくて」
「Tシャツ？」
「ううん、最近熱いから短パン」
「いいね、俺も買いに行こうかな」
「やったー！じゃあ私準備してきます！」

嬉しそうに出て行ったA。俺も準備するか。

デートしてくれるお礼に短パンはオッパが買ってあげよう。