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ユンギを見送り、出掛ける準備をしているとスマホからけたたましく呼び出し音が鳴る。
電話はマネージャーからだった。
「はい。」
MG「ユリ！？いまどこ？」
「まだ家ですけど…」
MG「良かった…」
迎えに行くから絶対に外に出ないよう念押しをされ、切られた電話。
家まで来てくれることは何度もあったが、これまでとは明らかに様子が違う。
現場へ向かう前に寄った事務所で、その理由を知ることになった。
―――――――――――――――――――――――
社長「これは、どういうことだ。」
目の前に出されたのは、いつかと同じように私とギュボムさんの熱愛を記した記事。
そこには、ホテルのロビーで私の腰を抱く彼とのツーショットが大きく載っている。
ほかにも、同じホテルに別々で入っていく写真が何枚も。
「……」
社長「…この記事は何の連絡もなく無許可で公表された。」
昨日の今日でこんなに詳細な記事が出せるのか。
いや、心当たりが1人だけいる。
私とギュボムさんを引き合わせ、会う日時を細かに把握している記者。
恐らくこれはあの男、パク・スンギが書いたものだ。
過去に一度だけ出たギュボムさんとの熱愛報道。
その後にユンギとの正式な交際を発表したこともあり、今回の記事でやはり二股だったと世間の批判が大きくなっているらしい。
中には殺 害などをほのめかすコメントもあるらしい。
「実は…」
社長に、過去のことがバレたことや脅されていたことを全て話す。
「私は…もうユリのふりが出来ません。」
すいません、と頭を下げる。
5年前私が言い出した無茶。
上手くやっていたつもりだったけれど、結局こんな大事を引き起こしてしまった。
謝って済む話でないことはわかっている。
でも昨日交わしたユンギとの約束、私自身の人生を歩む。
それを破ろうとは微塵も思えなかった。
社長「いつかは限界がくる…わかっていたのに止めなかった…」
すまなかった、そう言って頭を下げる社長。
隣ではマネージャーが静かに涙を流していた。
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土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» 作品を読んでくださり、感謝します。気分を害すなど、とんでもないです！少しでも楽しんで頂けたようでしたら、嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2020年12月3日 17時) (
レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - 土星さん» そうなんですね！…失礼しました…とても詩が心にくるものだったので、もしかしたら何かの詩を元にしたのかとかになりコメントさせていただきましたら。気分を害してしまっていたらすいません。とてもこの作品に感動しました。 (2020年12月3日 17時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» この詩は一応、自分で考えたものです。でもよく書かれるような内容なので、既存の何かしらと似てしまったのかもしれません。 (2020年12月3日 7時) (レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - この詩は何の詩ですか？なにか見た覚えもあるような気がして… (2020年12月3日 3時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：土星 | 作成日時：2020年10月21日 18時
