【ONE PIECE】DEAD OR ALIVE② (ページ4)

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｢まァ、邪魔な虫どもを追い払うくらいのことはしてやるさ。｣

段々と騒がしくなってきた研究所内。
誰かお客さんのようだ。

それも招かれざる客のほうの。

すくっと隣に座っていた船長が立ち上がって出口の方へと歩いていくのを数歩後ろから続く。

｢おい、さっきあの女が言ってたのはなんだ。｣

とてつもなく長い通路を歩いていると、ふと斜め一歩先を歩いていた船長が立ち止まる。

『うーん、別に大した事じゃないですよ。』

｢……｣

『ほら、そんな眉間に皺寄せてるとかっこいい顔も台無しですよ！』

心配かけまいと、笑顔を見せながら船長の背中を押しながら無理やり歩かせるが、当の本人は全く納得していない様子。

もー、かっこいいなんて軽い冗談をかけたのに船長は怒るどころか無反応。つまんないの。

はあ、と大きく吐いたため息が妙に煩い。

『……ちゃんと話す時期が来たら言いますから！約束です！』

船長の前へと立ちはだかると、小指をつきだす。
昔、何かの本で見たことがある約束の仕方。

小指と小指を絡めて、嘘をついたら針を千本飲ませてやるっていう誓い。

船長は何が何だかわかっていない様子だったが、無理やり小指を出させてフック状に絡ませる。

『指切りげんまん、嘘ついたら針千本のーます！指切った！』

私だって針を千本も飲みたくない。
能力者でも死んでしまいそうな事を進んでしたくないのだ。

この約束はちゃんと守らないと。

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