【ONE PIECE】DEAD OR ALIVE (ページ33)

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｢……これは、超人系か。それとも自然系か。｣

私の手を見て考え込んだ男。
そして、静かにキャプテンと呼んだ男の後ろに身を縮めて隠れるクマ。…いや、あんたの身体が君のキャプテンよりもデカすぎてほぼ丸見えだが。

帽子を深く被り、顎に手を置いた男は何か思い付いたように影がかかっていた顔を上げる。

｢そこを動くなよ。｣

一言添えた後に、片足を少し引き左手に持っていた刀を抜いてタトゥーの入った指先をドーム型に出す。その姿は確実に今から人を斬るような殺気に溢れる。

『ひいぃ！！何すんのよ！！』

｢安心しろ。俺は医者だから、もし身体が切れても元に戻せる。｣

『安心できるか！！』

｢ROOM｣

世界で一番安心できない言葉に食ってかかっていたのだが、気付いた時にはタトゥー男の握った刀が首元すれすれまで迫っていた。

あ、私の人生これまでだ……。
こいつ来世まで恨んでやる。

今から来るであろう痛みに瞼をぎゅっと閉じていると風を斬る音のみが聞こえた。
そして、全然待っても来ない痛み。

恐る恐る目を開けてみると、面白そうに笑ったクマ男と驚いて言葉も出ないのか口をぱくぱくとさせているシロクマ。

地面を見ると、さっきまではなかったはずの大きな水溜まりが足元に出来ていて。……まるで。

｢自然系の水を扱える能力者……って訳か。｣

『不死身かよ。』

刀で首を切られてももろともしない身体になってしまったようです。

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