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隣に座ってるナムジュンオッパが、
挙動不審なので、
車酔いしたのか何なのか不思議だった。
『大丈夫?オッパ?』
無言でうんうんと頷くオッパ。
隣に座る私の顔も見てくれない。
オッパの顔をのぞき見ようとすると、
オッパは私を避けるように
顔を背ける。
その耳が赤くなっているのを見て、
あー、ただ照れてるだけなんだ、
と私は納得した
いや
…隣に座ってるだけで照れるって!!!
なんかもう素晴らしいです。
私は出来るだけナムジュンオッパから
離れて気にしてないように
目的地に着くまで寝ることにした
果たしてテヒョンとジミナが
大音量で音楽を流し歌っているこの車の中で
私は寝れることができるのか。
そして実際
このうるささの中で眠れている
グクとユンギオッパの耳は
どうなっているのだろうか。
私が眠ろうとパーカーのフードを
かぶろうとした時、
ナムジュンオッパが私に話しかけた。
NJ「A、ちゃん、」
『あはっ、もうAでいいって言ってるのに』
NJ「A、」
『なに?オッパ』
NJ「Aに
ほんとはすごく感謝してるんだ。
俺がずっとできなかったことを、
ヒョン達のために、弟達のために、
Aは色々してくれたから。」
短い言葉だったけど、
その分ナムジュンオッパの
気持ちが沢山こもった言葉だと思った。
NJ「ありがとう、」
『…んふふ、どういたしましてぇー』
色々してくれた、
なんていうほど私は何もしてないのに。
私はさっきのナムジュンオッパの言葉を
頭の中で反芻しながら
ゆっくりと目を閉じた。
.
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2019年7月19日 23時