僕のご主人さま〜Donghae〜Vol,2

怖い…… ページ4

*



「なに…を言ってるんですか？」

『毎日話してるじゃないか。それなのに君はダメだなあ。浮気なんかして…』

「いい加減にして！」


電話を切った。
何なの一体…！
浮気って、浮気って……私が誰と付き合ってるっていうの？

怖い怖い………！

切れた途端また鳴り出す電話。


「！！」


必死で電話線を外した。


そうだ、こんな写真なんて捨ててしまおう。
ガタガタ震える手で、散らばった写真を集めて…

ふと触れた1枚の写真に、心臓が止まるかと思った。

それは、私と、私を抱きしめるドンヘシ……？

しかも、ドンヘシの顔は、マジックで乱暴に塗り潰されていて…


何…？
どうして………



『君はダメだなあ。浮気なんかして…』


さっきの声がリフレインした。

まさか、浮気ってドンヘシのことなの？

どうして…


まさか、あの男がこの写真を送りつけてきた理由が
ドンヘシとのことが、引き金になってるんだとしたら……


どうしよう……




写真は次の日もその次の日も部屋の前に置かれてた。

いつどこから撮ってるのかわからないけど
写真の隅に記載されている日付から新しいものだとわかる。

ドンヘシの写真は、あの1枚だけだったけど…

写真の元データは多分残しているはずで。
もしもあれが表に出てしまったら…



どうしよう…………(泣)



*

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