頼れるマンネ ページ16
「A!誰か!!」
「オンニ!」
「ユジンちゃん!どうしよう!?きゅ、救急車呼んだ方がいいかな?
いや、このまま病院連れてった方が早いかな?」
「ドンヘさん、落ち着いてください!
私、こう見えて看護師資格持ってるんですよ。大丈夫です。
とにかく部屋に運びましょう」
「あ、ああ、わかったよ」
俺はAを抱き上げるとAとユジンちゃんの部屋に運んだ。
ユジンちゃんは、さすが元看護師らしく、
テキパキと脈を測ったり熱を測ったり。
うちで言ったらリョウクみたいな存在なのかな。
「すごいね、落ち着いてる」
「いえ、そんな(///△///) 」
「看護師の資格あるのになんで雑誌社?」
俺は手持ち無沙汰で、ざわつく気持ちを落ち着かせようと話しかけた。
「もともとファッションに興味あったんですけど、家が病院やってるんです。
で、医者になれる頭なかったから一応看護師に。
だけど、どうしても諦められなくて。だから、家とは絶縁状態で。」
「そうだったんだ…」
「あ、すいません、私の話なんか、興味ないですよね」
「いや、そんなことないよ」
「あ…」
ユジンちゃんがAのデニムシャツを脱がせる手を止めた。
「どうした?」
「いえ…何でもないんです」
ユジンちゃんは毛布をAにかけた。
まだ意識は戻らない。
「大丈夫なの?」
「ええ、多分貧血じゃないかと。この前も…」
「最近もよくあるの?」
「最近もって?」
「ああ、昔から良く貧血起こしてたから」
「…そうですか。でも今日は大丈夫です。
しばらくこうしてると良くなると思います。でも…」
「でも?」
「一度大きな病院で診てもらった方がいいかもしれません。
こう何度も貧血で倒れるのは何か原因があると思うので」
いつもニコニコしてるユジンちゃんが真剣な顔で言った。
「そうだよね…」
そんな話をしていると電話がなる。
「もしもし、あ、ヒョン」
『ドンヘ?どこ?』
「ああ、さっきAが倒れて…Aの部屋だよ」
『え?大丈夫なの?』
「うん、今眠ってる」
『じゃあちょっと来て。スポンサーが会いたいって言ってる。』
「でも…」
『ドンヘ、これも仕事だぞ』
「…わかったよ。行くよ」
電話を切るとユジンちゃんに、Aが起きたら知らせてくれるように頼み、俺は部屋を後にした。
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
Dear My everything〜Donghae〜
Dear My everything 5 No Other〜Donghae〜
もっと見る
「K-POP」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらこ(プロフ) - 夢奈さん» コメントありがとうございます(*^o^*)頑張りますのでこれからもよろしくお願いします♪ (2013年5月28日 6時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
夢奈(プロフ) - 夢奈はドンへオッパが大好きです>< これからも更新ファイティン^^ (2013年5月27日 9時) (レス) id: 9e1e698207 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - marsさん» はじめまして!コメントありがとうございます(*^o^*)完結していますが、そのうち番外編を考えています。また読んでくださると嬉しいです。 (2013年5月27日 9時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
mars(プロフ) - はじめまして!とても切なくてキュンキュンしてます。これからも楽しみにしています。 (2013年5月26日 23時) (レス) id: bd6e1ef7b3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - さっちゃんさん、コメントありがとうございます(≧∇≦)凄く嬉しいです!これからもよろしくお願いします♪ (2013年2月21日 22時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくらこ | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時:2013年2月21日 8時