的場家に嫁ぐことになりました!?

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『おば…接客中か。にしてもすごい雨。』




















ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ


















「もしもし、はい。


え？土砂崩れですか？……」





『土砂崩れ…？』


















「お客様、今電話で土砂崩れがあり村が孤立状態になってしまいまして、復旧するのが明日以降になるとかで…」

名取「土砂崩れですか困りましたね。


帰る予定だったので宿泊する宿をとってなくて。


もし部屋がありましたら一泊させていただけませんか？」


「空いているお部屋はございますので是非お泊まりになってください。」


名取「ありがとうございます。


勝手に決めてしまったが大丈夫だったかい夏目？」


夏目「はい。


土砂崩れで帰ることもできませんし、塔子さんたちにはあとで連絡しておきます。」


「それではお部屋にご案内いたしますね。


Aちゃんゴメンね。用事があったんでしょ？」


『ううん大丈夫。


お客様をお連れしてあげて。』


「そうかい。


では、こちらです。」


名取「ゴメンね。ありがとう。」


『いっいえ、気になさらないでください。


……？』


夏目「…。」ｺｸ


























爽やかイケメンと会話をしていると後ろに立っている夏目くんと目が合った




お辞儀をされたので返したけど…

























『なんか変わった雰囲気の子…』











的場「何が変わってるんですか？」


『ふぇっ!?』

















急に後から声をかけられ変な声が出た



恥ずかしい( ;´꒳`;)



















『驚かさないでくださいよ的場さん。』


的場「おどかすつもりはなかったんですけどね、スイマセン。


それで、何が変わってるんですか？」


『今、雨のせいで土砂崩れがおきて帰れなくなった二人組の男性客がいらしたんですけど。


なんだか変わった雰囲気してるな、と思いまして。』


的場「変わった雰囲気ですか。


まぁ、変わっているといえばAさんもですけどね。」


『今、サラッと酷いこと言いましたね。』


的場「おや、気づきました？」


『そこまでバカじゃないです。


まぁ、妖なんてものが見える時点で私たちは十分変わり者でしょうけどね。』


的場「ﾌﾌｯ…そうですね。」

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