蜻蛉切とその夫婦刀 2 【創作刀剣女士】

怖い ページ16

ー現在ー

貴｢.....という感じです。｣


幸｢そうか.....夜伽.....ということは下手すれば.....直接そのヘドロな霊力が入ってしまったということだろ？｣

貴｢へどろ.....が何かは分かりかねますが黒い何かが入ってくる感覚はありましたね.....｣


蜻｢俺の声が聞こえたとは.....｣

貴｢幻聴だと思うけどね…あの時折れたら今この本丸に居ない。ありがとう。｣

蜻｢.....｣


Aの受けた被害は

夜伽、暴 行、恐 喝。

闇堕ちするには十分すぎる材料が揃っているが.....

蜻(よく闇堕ちせずにいてくれた.....)

と蜻蛉切は安堵の息をついた。

が、幸次の顔は先ほどより険しくなっていた。

小狐｢ぬしさま、先ほどより顔が険しくなっておりますが.....｣

幸｢あぁ.....A、お前今体の調子どうだ。｣

貴｢.....正直に言わせて頂くと.....もう無理です.....体の中で何かが暴れてるみたいな.....｣

幸｢.....こんのすけ。｣

こん｢はい｣

幸｢一応政府に連絡。｣

こん｢承知しました。｣

蜻｢！主殿！｣

幸｢何も無いという保証がない.....！｣

蜻｢しかし！｣

幸｢俺の事を信じろ！｣

体の中で何かが暴れている


その表現はその場にいた男士よりも、旦那である蜻蛉切よりもさきに幸次が危険性に気づいたのだ。


幸(.....こりゃあAにとっても蜻蛉切にとっても.....俺にとっても苦しい戦いになりそうだ。)








闇堕ちする時、その闇は人物から抜け出し、ひとつの生命として活動を始める。

その闇が抜けた人.....刀は人としての形を保てなくなり刀の姿に戻ってしまう。

闇の浄化が終わらない限り、再顕現は出来ない。


そして最悪の場合。
その刀は


































折れる。

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