Twenty ページ21
ht「そっか…良かったよ。じゃあ友達の印として、黄色いガーベラをあげる」
見事に咲いた綺麗なガーベラ
黄色のガーベラは「友情」を意味する
『ありがとう』
嬉しくて、思わず敬語が抜けてしまった
瞬間、ひとらんさんの瞳が見開かれる
一体なんだと思い、声をかけようとした
os「らんら〜ん」
ht「っ……マンちゃん。帰る時間？」
オスマンさんがやってきた
どうやらひとらんさんをと帰るらしい
迎えに来たようだ
os「おん……ってAやん。勉強頑張っとる？」
ニコニコとした笑みを浮かべ
楽しそうに聞いてきた
少し茶化されている気がする
『順調に。本気ですから』
os「俺的には入ってほしいんやけどなぁ〜…なぁ？らんらん」
ht「…え、生徒会に誘ってるの？」
os「そうなんよ〜でもめっちゃ拒否するから、今度のテストでグルッペンより高い点取ったら入らんでええよって」
ht「嘘でしょ……A…頑張って」
『ありがとうございます』
ひとらんさんは強制しない様子
明日もここで勉強できそうだ
ただ、オスマンさんにバレてしまった為
どうしようかと考える
os「あ、もしかして…俺にバレたからここで勉強出来ないと思っとる？大丈夫やで〜邪魔はせんから」
果たしてその言葉を信じていいのか
食えない表情のオスマンさんは
またニコニコとしていた
ht「俺はもう帰るけど…Aは？」
『私も帰ります。これ以上居たら母に心配かけますから』
os「なら途中まで一緒に帰るめう〜らんらんも行くで！」
ht「うん」
そう言ってオスマンさんは私の手を掴み
もう片方の手で私の鞄を持つと
そのまま玄関へと進む
…人に見られたら終わりなんだが
『離してください。女子生徒の反感を買いたくありません』
os「昨日グルッペンと出ていった道通るから大丈夫やって！」
ht「マンちゃん、嫌がってるよ？」
os「大丈夫」
大丈夫じゃない、何言ってるんだこの先輩は
私の事なお構い無しに
昇降口へと向かうへと向かう
……遠回りしている？
os「大丈夫。ちゃんと人がおらんとこ通っとるからな」
『……ありがとうございます』
いや、礼を言うことはないけれど
人目を避けて通ってくれたことは有難かった
あとは…
何故か震えているオスマンさんの手に
私はお礼を言いたくなった
手を繋いでいるが少し後ろを歩く私には
彼の評定は見えない
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
