Ten ページ11
教室に戻れば大騒ぎだった
女子も男子もザワザワしており
私たちが教室に
「Aさん…」
『はい？』
唐突に話しかけられた
話し掛けてきたのはクラスの女の子達で
結構な大人数だった
…嫌な予感がする
彼女たちの肩がわなわな震えている
やはりロボロとコネシマと教室を出たことに
お怒りなのだろうか…
「……Aさん！」
『はい』
茶髪をポニーテールにした
リーダー格のような女の子が
私の名前を呼んだ
「お……」
『お？』
「お友達になってください！！」
前言撤回。悪い事ではなくいい事だった
『構わないけど』と返せば
周りの女の子達と共に
これでもかと喜んでいた
……同じ女だが
これほどまで可愛く
高校生らしい喜び方を私は知らない
sa「あの、私は紗奈っていいます！入学式の時に見た時から貴方と話したくて……」
先程のポニーテールの子がそう言った
ずっと話し掛けてこなかったのは
一人でずっと本を読んでいたせいだろうか
『…話し掛けずらかった？』
sa「え！違います！その、私のような者が貴方のような見目麗しい御方に近付いてもいいものかと…」
…今話しかけたのは
コネシマとロボロが狙いか
別にいいのだがそれはそれでショックだな…
「…コネシマ君とロボロ君が話していたから…私達も貴方と話したくて」
前言撤回(二回目)
そんなことなら
コネシマとロボロに感謝しなければな
『そんなに懇切丁寧に話さなくていい。私も、皆と話せた方が嬉しい』
そう告げれば泣き出す子が多数
そんなに私と話せて嬉しいか
通常の女子高生の気持ちが分からない…
rbr「良かったなぁ〜」
『やはり人と話せるのは嬉しいからな』
kn「そういや前にも人と話さなそうなやつやのに『人と話すのが好き』やっていってたなぁ！」
え
『…そんなこと、私がいつ言った？』
kn「ん？ほらあん時やって！ほら………あ？何時やっけ？」
rbr「コネシマボケたんか……って俺も聞いた気ぃする…」
いや、絶対に言っていない
二人は昨日話したばかりだ
そんなことを言った記憶もない
誰かと勘違いを…
『っ…………』
また、また頭が痛い
二人や他の皆にバレないよう
表情に出さないようにするが
rbr「……A、ちょっと教室でよか？」
『え……あぁ…』
私の腕を掴み、ロボロに連れられ
教室の外へ出る
…ロボロにはバレてしまったらしい
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
