90話目 ページ28
「あの、木兎さん」
「なんだよ」
「アイス食べますか」
「……いらない」
いらない？！
この場合どうしたらいいですか？という目で黒尾さんを見ると大爆笑していた。
ちくしょう。
「じゃあ溶けそうなんで私食べちゃいますね。」
そういって袋を開けて冷たい水色を口に含む。
「あ。」
という声が木兎さんから聞こえてきたがそんなことは知らない。
また木兎しょぼくれモードの気配を感じ、顔を向けると案の定最初の状態に戻っていた。
食べたいなら最初から言ってくれよ。と思ったが我慢して声をかけてみる。
「かじっちゃったんですけど、一口いります？」
「…いい」
「むしろ私これあんまり好きじゃなくて。
ソーダ味苦手なんです。食べてくれませんか？」
無言で手を差し出してくるのでアイスを乗せる。
棒の部分は私が持っていたのでアイス直乗せだ。
「そうじゃねぇだろ！！！」
木兎さんと黒尾さんの声が被った。
「普通棒の部分乗せるだろ？！」
「手差し出すほうが悪いんですが。
私持つところなくなるじゃないですか。」
「気遣い！！！」
できなくてすみませんね！！
とかいう不毛な争いをしていると研磨が「うるさい」とお怒りだったのでしっかりと反省した。
何なら全員からの目がこちらに向いていて少し恥ずかしかった。
西谷さんと田中さんなんて「あいつら楽しそうなことしてんな」とうずうずし始めていて月島はそんな二人を軽蔑の眼差しで見つめていた。
あんな目で見つめられたりしたら本当に死を覚悟する。
あの二人のことを少し尊敬した。
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いちか(プロフ) - 及川さんとの絡みが好きすぎます！ (2021年8月24日 2時) (
レス) id: 04ec5ad602 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます。新作の件、参考にさせていただきます。木兎さんとの絡み…できる範囲でやりたいと思います。コメントありがとうございました。 (2021年6月24日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 連続でコメント失礼します。新作どれも面白そうなのですが、せんぱい！をけんまで見たい！私の推しが木兎サンなので本編で絡みもっと欲しい！図々しくすみません…… (2021年6月23日 22時) (レス) id: 146f38e7d4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます！ (2021年5月18日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 続編おめでとう！！頑張ってください！ (2021年5月18日 6時) (レス) id: 348a770f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年5月16日 21時
