【ツイステ】Assassin trip?! 5

EPISODE2 3　狂騒ガイダンス！ ページ12

＿＿＿＿学園長室＿＿＿＿




デュース「学園長、失礼します。」


貴女・エース「「失礼します。／失礼しまーす。」」



放課後になった私達はすぐに学園長室に向かい


扉に「コンコンッ」とノックをして中に入ると

学園長が椅子に座って私達を待ち構えていた



クロウリー「みな、揃っていますね。
　 では、早速本題に入りますが………
　 先日のハーツラビュル寮の一件が一段落ついたので
　 君たちにもきちんと話をしておこうと思いまして。」



クロウリー「魔法士になるからには
　 ローズハートくんが陥った暴走状態について
　 詳しく知っておく必要があります。」



デュース「オーバーブロット、でしたっけ。」



デュースは真っ直ぐ学園長を見ながら言うと

「ええ、そうです。」そう言って学園長は頷く



エース「オレも兄貴から話を聞いた事くらいはあったけど
　 ブロットが溜まりすぎるとまさか
　 あんな風になるなんてなぁー。」



「マジで闇堕ちバーサーカー状態ってカンジだったね」と

エースが言っているとグリムが気になるような表情で言う



グリム「なあなあ、まずブロットってなんなんだゾ？」



Blot(ブロット)……インクなどの“シミ”って事？



クロウリー「そうでした。Aくんと
　 グリムくんはそこから説明が必要でしたね。
　 では教えてさしあげましょう。私、優しいので。」





学園長は、そう言いながらいつもの口癖と共に


「ニコッ」と笑いながら私達に分かりやすく説明する




“ブロット”、魔法を使用すると伴う廃棄物のようなもの



例えとして、分かりやすく言うとこうだ。


自動車は燃料を消費して走り、同時に廃棄ガスを吐き出す

魔法は魔力を消費して発現し、同時にブロットを吐き出す



つまり“魔法の廃棄ガス”と言うことで

身体に良くないと学園長はそう言っていた



クロウリー「有史以来、現在に至るまで
　 ブロットについてはさまざまな研究が
　 進められていますがその存在にはいまだに謎が多い。
　 1つだけハッキリ分かっているのは
　 非常に毒素が強く、溜めすぎると
　 魔法士の心身を害するということだけ。」



エース「そういや、昔ばーちゃんから
　 『ブロットが溜まるから気軽に魔法を使うな』
　 って、口酸っぱく言われたっけ。」



クロウリー「大きな力にはリスクが伴う。
　 どんなに優れた魔法士も無尽蔵に
　 魔法を使えるわけではないんです。」




なるほど……

2 3-2→←2 2-5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す