【ツイステ】Assassin trip?! 3

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貴女「はぁ………」


グリム「Aーっ！！」

デュース「大丈夫だったか！？」



何とかひとまず落ち着いたと思っていると


グリムとデュースが心配そうな表情で駆け寄ってきた



デュースは「あの野郎ッ…！」と怒りながら


拳を力強く握りしめているのを見た私は

「どうどう」と言ってデュースを落ち着かせる




グリム「ひ、ひえぇ〜！さっきも思ったけど
　 デュース、いつもと違って怖いゾッ！！」




なんと言うか………ワル語録どころではなかったや←



そして、デュースは段々と落ち着いてきて


呼吸を整えていると「ウッ！！」と突如声を上げた




貴女「ど、どうしたの？」



デュース「や、やっちまった……。
　 今度こそ、絶対、絶対ッ…………
　 “優等生”になろうと思ってたのに……！」



貴女・グリム「「 え？ 」」




すると、デュースは顔を下に伏せながら


暗く低い声でゆっくりと私達に話をし始めた




デュース「俺はミドルスクールの頃、とにかく荒れてて…
　しょっちゅう学校サボって毎日ケンカに明け暮れてた」





先生などの教師の名前はいつも呼び捨て


ガラの悪い先輩、上級生などとツルみ


髪の毛もその頃はメチャクチャ脱色してたと語る




デュース「マジカルホイールで峠も攻めてたし……
　 魔法を使えないヤツに魔法でマウントを取ったりする
　 どうしようもない不良(ワル)だったんだ。」




「今時なかなか見ないくらいテンプレなワルなんだゾ！」


語っていたデュースにグリムは目を丸くしながら言う




今の見た目からは全く想像できないけど



ドワーフ鉱山の時のあの口調……


たしかに何となく片鱗があるような………




デュース「でも、ある夜……。
　 俺に隠れて泣きながら婆ちゃんに
　 電話してる母さんの姿を見ちまったんだ。

　 『自分の育て方が悪かったんじゃないか』

　 『片親なのがよくなかったんじゃないか』って。

　 そんなわけねぇのに………………
　 母さんは何も悪くねぇ。悪いのは全部俺だ！」




デュース「だから、名門ナイトレイブンカレッジから
　 迎えの馬車が来た時、すげー喜んでくれた
　 母さんを今度こそ泣かせないって決めた。」




今度こそ、お母さんが自慢できる


優等生になろうと決めた………と、彼はそう言う




だから退学させられそうになったあの時


あんなに必死に学園長に懇願してたんだ………

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