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そして、ヴァンルージュ先輩は

逆さまから元に体勢を戻していると


ヴァンルージュ先輩は「ん?」と

私の方を見てピタリと動きを止めた



リリア「おぉ。お主は例の監督生となった女子(おなご)か。
  お主、名前はなんと申すのじゃ?」




貴女「え?あ、初めまして。私はAと言います。
  これからどうぞよろしくお願いします。」



リリア「ほぉ………Aと言うのか。」



私は突然のことで少々戸惑ってしまったが

座りながらそのまま頭を下げて彼に挨拶をした




そして、顔を上げようとした瞬間に______





《《《 ぽんっ 》》》






エース・デュース「「 えっ!!? 」」



貴女「へっ………?」





顔を上げようとしたその時………………


突如「ぽんっ」と頭に手を置かれた感覚がした




何事だろうと思い、恐る恐る顔を上げて見てみると


なんと、ヴァンルージュ先輩の手が

私の頭の上に置かれており、私の頭を優しく撫で始めた



え?いや、何?コレ………………



リリア「そんな堅くならんでも良いのだぞ?
  とは言えAか………良い名じゃな。」




そう言ってヴァンルージュ先輩は微笑みながら

私の頭ををぽんぽんっと優しく撫で続けていた




貴女「名前を褒めてくれて嬉しいです。
  ヴァンルージュ先輩ありがとうございます。」


リリア「長いから“リリア”でよい、A。
  クフフッ………お主はちゃんと礼を言えるのじゃな
  愛らしい女子(おなご)だのう。」



私の頭を撫でる手つきはまるで小さい子供を相手にして

愛でているおじいちゃんのような感じがした



何て言うか、不思議な感覚………



リリア「何かわからんところがあれば
  A、いつでもわしに相談するのじゃぞ。

  クフフ。食事中、上から失礼したな。
  ではまた、いずれ。」




リリア先輩は微笑みながらそう言い残した瞬間


あっという間に、特等席へと瞬間移動して戻っていた



エース「あっちの席とオレたちの席、軽く20メートル以上
  離れてんのに、オレらの話が聞こえてたってこと?
  コワッ!」←



貴女「うん………」




さっきまで上にいたリリア先輩が元いた席に戻ると

エースは目を見開いて小声でそう言っていた




ディアソムニア寮………恐るべし

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cherrycat(プロフ) - イヴさん» イヴ様それはマジですかっ!!?Σ(Д゚;/)/腕立て伏せ100回なんてやったら腕が筋肉痛どころの騒ぎじゃ無くなってしまうッ……腕立て伏せ100回なんてスゴいです、お疲れ様でした(。*・д・。)ノ (2020年9月18日 20時) (レス) id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 腕立て伏せ100回がちでやらされたことある私... (2020年9月1日 14時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - ryeさん» 誤字のご報告、ありがとうございましたニャ!!(* ´ ▽ ` *) (2020年6月7日 7時) (レス) id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 19-5のホールのケーキのホールがホームになってますよ (2020年6月7日 5時) (レス) id: c4d062fbde (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - ひなたさん» 更新を待っていてくれてとても嬉しいですぅううぁありがとうございますぅうう!!ひなた様にもっと面白く楽しく読んでいただくためにもこれからも頑張っていこうと思いますニャ!!!どうぞこの小説をよろしくお願い申し上げますニャッ!!!(*´∀`*)ノ (2020年5月13日 22時) (レス) id: 9855098a9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cherrycat | 作成日時:2020年4月26日 12時

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