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それを言われて、無意識に涙がこぼれ落ちた。
まだ、戻れる…？また焦凍に会える？本当に…？
「……でも、なんでそれを今更？？2年前に言えばよくなかった？！」
宮波「色々大変だったんだよ宮ノ三日月様説得すんのとか椎名Aの命日設定するのとか！！」
「そこまでして私をあの世界に戻してくれんのねありがとう！！」
宮波「俺あの日常割と好きだったからな！！仕方なくな！！」
「わかる私も！！」
宮波「まあ、てことで明日2度目の死頑張れよ〜！！」
その言葉を残して手を振りながら、宮波がだんだん透明になって天界へと消えた。
「……神出鬼没的な？」
突然現れて突然消えたな……
一応天界人だもんな…神出鬼没も間違ってねえか……
相変わらずの宮波に若干呆れながらも、とりあえず帰路に着くことにした。
＊＊＊
翌日。
何で死ぬのかな〜また銃で撃たれんのかな〜
あっでも街ぶらぶらしてろとか言われなかったし銃じゃないのか…？なんだろ楽しみ〜
とぼんやりと考えながらワクワクして死ぬ瞬間を待つ。
いや死ぬ瞬間待つって言葉にしたら病んでる奴みたいじゃん…死にたい願望強い人かよ私……
でも焦凍にまた会えるなんて、考えただけでも顔の緩みが止まらなくて、もちろん昨日は眠れなかった。
焦凍と何を話そうか、あっちに戻ったあとのことで頭がいっぱいで…どうしようもなく胸が高鳴─…
ﾌﾟﾌﾟｰｰｰ
「…へ？」
ちゃんと青信号の横断歩道を渡っていたはずなのに、横からトラックが猛スピードで突進してくる。
ﾄﾞｶﾞﾝｯｯ
えげつない音がして、体の感覚が一瞬にしてなくなった。久々に味わったこの感覚は、"神保A"として死んだ時と全くおなじものだ。
……あっ……トラックでトリップですか……
そんな王道の夢小説みたいな雑設定使っちゃうんだ……さては宮波考えるのめんどくなって適当な死の方法選んだな……？
まあいいまあいい、無事に意識飛ばせば死んであっちの世界へ行ける。
さよなら椎名Aと馬鹿騒ぎできる友たちよ…あっあと両親もさよなら……ごめんな焦凍に会いたい欲が強すぎてこの世界になんの未練もないんだ……私は大好きな人の元へと旅立ちます……
最後に心の中でそんなメッセージを残してから、雑に意識を手放した。
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星雲1234 - まじで、泣いた。目が崩壊するほど、泣きました (2020年6月3日 14時) (
レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
山羊 - うっわぁ…4年間夢小説読んできた中で初めてリアルに胸苦しくなって切なくなった作品です…神作です。ありがとうございました(￣^￣゜) (2020年3月1日 5時) (レス) id: 4a801f457b (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - りつさん» 今更の返信すみません！！発狂しながら！？！？楽しんでいただけてよかったです！こちらこそありがとうございました！！！ (2020年1月18日 9時) (レス) id: 3f66041ad8 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - めっちゃ面白かったです！一人部屋で発狂しながらみてましたw読んでてめっちゃ楽しかったです！ありがとうございました！ (2019年9月27日 21時) (レス) id: 1c2458a4e1 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - guuuさん» ありがとうございます！！えっ一日で、、！？貴重な時間をこの作品に使ってくれて嬉しいです、、こちらこそ読んでいただきありがとうございました！！ (2019年9月27日 17時) (レス) id: 3f66041ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや | 作成日時：2019年3月3日 21時
