【轟 焦凍】たとえ次元が違くても、３【ヒロアカ】

+096 ページ11

．


「鎌倉とうちゃーーく！！」


轟「案外近かったな」


「ね！！」


1時間くらいで来れたかな！？
文明の利器、新幹線最強！！
ホテルに荷物を置きいく必要がないため、初っ端から観光へ行くことになった。


轟「どこ行きてえんだ？」


「あのね！！葛原岡神社っていうとこ行きたいの！！有名な恋愛パワースポットなんだよ！！」


轟「そうなのか。じゃあまずはそこだな」


ってことで葛原岡神社へ向かうことになった。
鎌倉駅から神社までは結構な距離があるため雑談しながら向かう。


轟「A、宮波(神)がついてるのにわざわざ神社行って参拝するとか意味わかんねえな」


「あーあのねそれとは全く別なの、宮波(あれ)神だけど神じゃないから…
だってあんなのが神様とか全然信じたくないもん！！！」

ってか神代理だしな！？
そういえば宮波って神じゃないならなんなんだろ…


轟「まぁ…わかるけど」


「わかるんだ」


轟「そういや宮波ってAの意思で出現させたりしてんのか？」


「いーや全然、勝手に出てくるし勝手に消えるよ。あ、呼べば来ると思うけど」


轟「そうなのか。」


「相変わらずすげえ個性だな。」と焦凍が続ける。
いやまぁ…個性なのかこれは？？みたいな感じなんだけどね…宮波が呼べば来るの常に私のこと監視してるからだし…


なんて話していたら、わりとすぐに葛原岡神社へ到着した。


轟「とりあえず参拝だな。」


「だね！！」


土日の鎌倉は混んでいるかと思ったけど案外そんなことなくてすぐに参拝することが出来た。
二礼二拍手一礼
決められた作法をしっかり守りながら手を合わせ強く願う。

焦凍と一緒にいられるのはあとたったの24日。
そんな少ない時間だけだけどどうかせめて、最後まで焦凍と笑い合って過ごせますように。
焦凍に心からの愛情と、幸せを与えられますように。



「─…よし。」

これでOK。
焦凍は終わったかな、と目線をずらすとばっちり目が合う。


轟「あ…っ、わりい……綺麗だったから、」


「…へ？」


轟「…っなんでもねえ。何祈ったんだ？」


若干早口で話をそらされる。
焦凍って結構無意識に心の声漏らすこと多いよね心臓もたないからやめてほしいイケメンの攻撃力半端ないから振り回さないでくださいまじ…


「あー、え？うん、えっと…焦凍と、幸せに過ごせますように…的な感じです！！」

+097→←+095

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す