魔法薬学=veryhard ページ20
「隣いいか?」
教科書を読んでいたボクに声をかけてきたのは真面目そうな人だった。
『どうぞ。』
「ありがとう。」
その人が荷物を置いたから、ボクは教科書を閉じてその人に話しかける。
『君、名前はなんて言うの?』
「僕か?僕はデュース。デュース•スペード。お前は?」
『ボクはA。よろしくね。』
「ああ、よろしく。」
しばらく話しているとチャイムが鳴ったから、ボクは前を向いた。
「お前たちが今日から俺の担任クラスに入った新顔か。ふぅん。珍しい毛色をしているな。悪くない。日頃から手入れを欠かさないように。」
ん?これは褒められているのかな?
「俺の名前はデイヴィス・クルーウェル。気軽にクルーウェル様と呼んでいいぞ。さぁ、さっさと席につけ。授業を始める。」
それって気軽なのかな?
ツッコミ所多いな。
この先生、改めクルーウェル様。
「まず基本的な知識として、薬草と毒草100種類の名前と見分け方をお前らの小さい脳味噌にたたき込む。」
ひゃ…100種類!?頭がこんがらがるって!!魔法薬学って、魔法薬を調合をするだけじゃないんだ!?
「菌糸類はまた別だ。散歩中に知識なく口の中に入れて中毒にならないように。いずれ覚えてもらう。犬はすぐ拾い食いをするからな。」
教科書をあらかじめ読んでいたから少しだけだけど分かる!
次からも早く来て授業が始まる前に教科書を読もうかな。
いや、早く来て白黒先生を眺めようとか思ってるわけじゃないから!(嘘)
「テストで赤点をとる生徒が1匹もいないように厳しく躾ていくからそのつもりで」
と言うか、ボクらは犬じゃない!!
でも、躾ってなんかいいね。
白黒先生のかっこいい雰囲気にぴったりかも。
あ、別にそういう趣味があるわけじゃないよ。
多分…
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ!ありがとうございます!そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります!これからも、のんびり更新がんばります! (2021年1月13日 6時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです!!!更新頑張ってください!!! (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ!楽しみにしてます!! (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ!?こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて!テスト終わったんで更新頑張ります! (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ!?この作品好きすぎてやばいです!!性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ!!!! (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茨の國のぼっち | 作成日時:2020年10月3日 1時