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日記(後半マレウス様side) ページ17

自分の部屋に戻って、一日をふり返る。


(今日はなんかドタバタしてた気もするけど、結構いい日だったな。そうだ!これから日記をつけてみよっかな。)


きっと、これから色濃い毎日が始まるだろう。


(後で読み返して思い出し笑いができるような日記にしたいな。)


早速、今日起こった事を書いていく。マレウス様の事、ユウの事、マレウス様の事、グリムの事、銀髪先輩やセベクの事、マレウス様の事、マレウス様の事、マレウス様の事。
でも、やっぱりマレウス様の事ばっかりになってしまった。


(いいや、むしろ本望だっっ!!)


日記をパタンと閉じ、ボクはベット(なんと天蓋つきの豪奢なベットだった)に身を沈めた。本当に今日は色々な事があった。



一方、その頃のマレウスは昔の朧げな記憶をたぐり寄せていた。
今日ずっと付き纏っていた煩い人の子がいつかの娘と面影が重なって見えたのだ。
しかし、首を振ってその考えを打ち消す。
もう顔すら思い出せないが、ボロボロの服を着、やせ細っていても、それでも男ではなかったはずだ。
第一、彼女はもう…


(らしくないな。)


そう分かっていても、心をかき乱されてしまった。


(信じては駄目だ…人は、幾らでも偽る事ができるのだから。)


嫌な記憶を振り払うようにもう一度、首を振る。
次の瞬間彼の瞳から感傷は拭い去られ、その顔はすでに孤高の王のものになっていた。



***

どうでしょうか?初のマレウス様シーンです!ぶっちゃけると私、感傷的なシーンや切ないシーンを書くのがすごい好きかもしれないです。
なので、今回すごく暗い感じになっていますが、お楽しみいただけると幸いです。

食堂にて→←み〜つけたっ!



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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ!ありがとうございます!そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります!これからも、のんびり更新がんばります! (2021年1月13日 6時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです!!!更新頑張ってください!!! (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ!楽しみにしてます!! (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ!?こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて!テスト終わったんで更新頑張ります! (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ!?この作品好きすぎてやばいです!!性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ!!!! (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茨の國のぼっち | 作成日時:2020年10月3日 1時

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