一大事！！ ページ15
ボクが外に出ると、すでに夕闇が辺りを飲み込もうとしていた。
流石に遅くなりすぎたかもしれない。
(リリアに怒られるだろうなぁ。)
ボクは、半ば諦め顔で寮に戻った。
けど、いたのは銀髪先輩とセベクだった。
なんだか2人共焦っているみたい。
「おい、人間！！」
『人間じゃなくて、ボクにはAと言う名前があるんですっ！！』
「知らん！！そんなことより、今一大事なんだ！！」
『ヒドっ！そんなことって…って、えぇ！！一大事！？』
「若様の御姿が見当たらないんだ！！」
セベクが爆音ボイスでそう言うと、その言葉に同調して銀髪先輩も
「一体どこへ行かれたのやら…」
と呟いた。
『うん。確かに、この上なく一大事だね！』
「と言うことだ！人間！！お前も探すのを手伝え！！」
『そっかぁ。じゃあセベク。ボクの名前は？？』
「…」
『ボクの名前は？？』
「ああもう分かった！！仕方ない。背に腹は変えられないからな！！A！！若様の捜索を手伝え！！」
言い合ってるボクらの横で銀髪先輩は寝始めた。
(セベクの爆音ボイスを子守歌に寝れるなんて…猛者だな。)
『よぉし！やってやろうじゃないの！！絶対にボクがマレウス様を見つけてみせる！！』
「その心意気だ！A！！」
「ＺZｚ」
「そしてシルバー！！寝るな！！」
「はっ」
走り出したボクの後ろの方で2人の声が聞こえる。
(帰り際には会えなかったけど、きっとあそこだよね。)
＊＊＊
長い間更新できていないですみません。(汗)
更新は相変わらず気まぐれですが、どうか見捨てないでくれると嬉しいです！
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ！ありがとうございます！そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります！これからも、のんびり更新がんばります！ (2021年1月13日 6時) (
レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです！！！更新頑張ってください！！！ (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ！楽しみにしてます！！ (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ！？こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて！テスト終わったんで更新頑張ります！ (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ！？この作品好きすぎてやばいです！！性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ！！！！ (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨の國のぼっち | 作成日時：2020年10月3日 1時
