世界を駆ける天空の巫女

祝！40話 落ち着く ページ41

春香さんside


守と眠り始めて暫く経った。

しかし、一向に眠れる気がしない。


かと言って守を起こす訳にもいかず、ボーっと天井を眺める。



…そろそろ守は寝ただろうか。


ﾁﾗｯと隣を見るが、目を瞑っているのが見えるだけで寝ているかはわからなかった。


守の側は…落ち着くな。


寝返りをうって、守の方に体を向ける。

そして、ちょっと守にすり寄ってみた。


春香「…(ｽﾘｽﾘ」

守「！」


っはー…落ち着く。

って僕は変態か!!



その時。



守「…(ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ」

春香「!?////」


急に守に頭を撫でられた。


お、起きていたのか…////


守「…安心しろ、俺がいる。ゆっくり眠れ」

春香「!!…うん//」


守の温かい掌のお陰で、僕はゆっくりと夢の世界へ落ちて行った＿＿＿。







ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟ((春香「(ﾀﾝｯ」


次の日。


いつもとは違う目覚まし音で目を覚ます。


んーっと伸びをして隣を見れば、守はまだすやすやと眠っていた。


春香「(微笑)」


今の時刻は午前5時。

早く起きて、朝食を作る為だ。


守を起こさない様にそっと抜け、洗面所で顔を洗う。


キッチンに向かうと、まだ誰も居なかった。


春香「…よーし作りますか!!」


おにぎり、卵焼き、焼き魚、味噌汁、サラダという何とも簡素な朝食メニューだが、お弁当も作る事を考えるとこれはこれでアリだろう。


少し多めに作り、守達が降りてくるのを待った。



温子「あらあらまあ！ごめんなさいね、朝食まで作ってもらっちゃって!!わあ、お弁当まであるじゃない!!助かるわぁ〜」

春香「いえいえ、お役に立てたなら良かったです(ﾆｺｯ」


感激して下さった温子さんの席に、朝ごはんを並べた。


春香「お口に合うか分かりませんが、どうぞ！」

温子「頂きます！…!!なーんて美味しいの!!?」

春香「ありがとうございます(ﾆｺｯ」


卵焼きを一口食べて、目を丸くした温子さん。


温子「形もしっかりしているのに、フワッフワのトロットロ！でもちゃんと火が通っていて、これなら幾らでもいけちゃうわ!!」

春香「お褒めに預かり光栄です！」


温子さんは食レポが上手い様だ←

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