世界を駆ける天空の巫女

祝！20話 華奢 ページ21

春香「…よし、休憩にしよ!!」


みんなの様子を見て、ベンチへ走る。


春香「これ、ドリンクな!」

鬼道「あ、ああ…」

春香「？」


鬼道はぎこちなくドリンクを受け取る。


鬼道「…俺達よりもお前の方が断然疲れているだろう。少し休んだらどうだ？」

春香「!!バレてたか…(笑)んじゃ少し」


そう、一人11人役は体力的に無茶だ。


実際に結構ギリギリだったので、ベンチに座るとそこにいた虎丸の肩に(勝手に←)頭を乗せ、目を瞑る。


虎丸の「はr…春香さん!?//」という声を聞きながら、すぐに眠りに落ちていった。






ー豪炎寺sideー


虎丸「はr…春香さん!?//」

豪炎寺「(コイツは…//)ﾊｧ」


虎丸の肩に頭を乗せ、突然寝てしまった東雲。


サッカーしていたからか顔は熱を帯び、ユニフォームは汗で体に貼り付いている。


コイツはいつも無防備過ぎるんだ!!////


鬼道「ﾊｧ…虎丸、少しの間そうしていてやってくれ」

虎丸「へ!?あ!!はいっ!!//」


鬼道に言われた虎丸はピシッと固まり、微塵も動かなくなる。


憧れだと言っていた東雲がこんなに無防備にいるんだ、緊張するだろう。


豪炎寺「(ﾌｯ 相変わらずだな」

鬼道「!!」


俺はタオルを使って汗をかいている東雲の顔を拭う。


…さ、流石に服の中までは出来ない為、露出している部分だけ……


鬼道「……」

豪炎寺「(ﾆﾔｯ」

鬼道「!!(ｼﾞﾛｯ」


何も言わずに見てくる鬼道に、挑発的な笑みを向けてみる。


そしたら鬼道は、ｷｯと睨みつけて来た。


ふ、俺は円堂にもお前にも負けないぜ？



…にしても、コイツの体はよく見れば華奢だ。


雪の様な白い肌、細いのに、筋肉のおかげかガリガリって感じもしない。


そんな東雲の姿を見ていると、理性が抑えきれなくなりそうで怖い…////



ﾎﾟﾝ



鬼道「特訓を再開するぞ？豪炎寺^言^」

豪炎寺「!!…」


今いいとこだったのに…


鬼道に肩を掴まれ、渋々東雲を離す。





虎丸「…あのー…俺はいつまでこうしていれば良いのでしょうか……(汗)」


虎丸がベンチで一人緊張していた事を、誰も知らない←

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