42話 宿命のライバル ページ6
No side
〈いよいよこの日がやって参りました！！ ホーリーロード全国大会初戦は、雷門中対白鷺学園！
名門の意地を見せつけ雷門が勝利の切符を手にするのか、それとも白鷺がその翼で更なる高みへと羽ばたくのか！？ 注目の一戦です！！〉
雲一つない晴れ渡った空に、実況の声が響き渡る。
Aは胸いっぱいに蒼い空気を吸い込んで、前を見据えた。
『……お前たち、用意はいいな』
「「はい！」」
円堂がふうっと息を吐き出す。
涼やかな風が吹き抜け、彼の髪を揺らした。
「──練習は、おにぎりだ。お前たちの血となり、肉となる。あとは全力で、楽しんでこい！」
「「はい！」」
両選手がグラウンドに駆け出すのを、二人の監督はじっと見つめていた。
今から90分後、この二チームのどちらかが消える。
それはフィフスセクターの策略であったが、二人の望む結果でもあった。
全国大会でシードの闇に飛び込む前に、一度ただ気持ちのいいサッカーをさせてやりたい。
この先勝ち抜くために、相手のチームを利用するのだ。
その思い通り、天馬の胸は高鳴っていた。
「Aさんの鍛えた、あんなに凄いチームと戦えるんだ……！」
白鷺はAの血を受け継いで、空中戦が得意なのだと鬼道が言っていた。
倒すためにはまず、彼女らを地上に引きずり下ろさなくてはならない。
そして、そのためには、アルティメットサンダーを超えるあの必殺タクティクス「サザンクロス」を止める必要がある。
天馬は手のひらで自身の太腿を二回叩き、気合いを入れた。
「よし、やるぞ！」
そして蓬莱も、その想いは同じ。
雷門がどれほど凄いのかは、よく知っている。
Aの宿命のライバルであるそのチームと、公式戦で戦えること、体中の血が疼き出すほど楽しみにしていた。
特に、度々Aの話題に上る松風天馬。
育ててくれたAのためにも、ここまでついてきてくれた仲間の為にも、
「──勝つぞ、白鷺！！」
「「おう！！」」
負けるわけにはいかなかった。
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杳覇(プロフ) - パティあすさん» パティあす様ーー！！あけましておめでとうございます！！あああ嬉しいです(T ^ T) 本年もどうぞ、天空の巫女をよろしくお願いします！！ パティあす様も、今年一年、良い年になりますようにっ。 (2021年1月1日 16時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 新年明けましておめでとうございます！いつも更新楽しみにしております！今年も頑張ってください！杳覇さんにとって良い一年になりますように。 (2021年1月1日 15時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - ぴのさん» びのおおおありがとうーー！！あ、それねえ……ちょっとしっかり考えてます(笑) がんばるね！ありがとう！！ (2020年11月9日 6時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 続編おめでとぉぉ！やっぱり円堂は東雲ちゃんに勝てないのね(笑)今世間諸々忙しいと思うけど、更新楽しみにしてます！ (2020年11月9日 0時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 星熊さん» ドルーー！！ありがとーー！！頑張りますっ！！ (2020年11月8日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec4/
作成日時：2020年11月8日 18時
