72話(祝！1100話！) 親友 ページ36
Aside
あれから更に数日。
僕たち白鷺を倒した雷門は、篤志の加入していた月山国光を下し、次の戦いへと駒を進めていた。
影山零治の甥だという�牘道概鵜瓩眇群弾�し、更にレベルアップしているらしい。
なのに、帰ってきた守は、浮かない顔だった。
『え？ 修也に会ってきたの？』
「ああ」
……やっぱり、気づくよね。
オープンキッチン越しに聞こえる守の声は、いつもよりも沈んでいる。
「フィフスセクターの聖帝イシドシュウジは、豪炎寺だ。俺には分かる」
『……うん』
「A、知ってたんだろ」
『！』
一瞬ハッと手が止まった。
数秒後、すぐに視線を鍋に戻す。
黙っていると、守の真摯な視線が痛いほどに刺さってきた。
「……そうなんだな」
『……うん』
ジュウ、カチャカチャ、と調理する音だけがその場に響く。
いつか、気づくだろうと分かっていた。
親友だもん。分からない、訳がない。
だからこそ、守の声は低くなる。
「……なんで言ってくれなかったんだ」
『……』
出来上がった煮込みハンバーグを、守と僕の前に置く。
静かに守の前に座って、沈黙を破った。
『……修也は、正しいことをしているから』
「何？」
『守にバレたら、修也のやってきたことの妨げになる。そう思ったから』
僕を信じているからこその、厳しい瞳。
どういうことかと尋ねている。
それでも僕が黙っていると、守は僕を見つめたまま、重々しく口を開く。
「……豪炎寺は、サッカーは変わってしまったと言っていた」
『……』
「サッカーは平等に分け与えられるべきだと……あの豪炎寺が！」
サッカーができない苦しさを誰よりも知っているのは、修也だ。
夕香ちゃんのこと。ドイツ留学を強制させられかけたこと。
そしてそんな修也を、守は一番近くから見てきた。
だから、許せなかったんだろう。そんなことを言う修也を。
けどね。
僕だって、修也を同じ距離から見てきたんだ、守。
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杳覇(プロフ) - パティあすさん» パティあす様ーー！！あけましておめでとうございます！！あああ嬉しいです(T ^ T) 本年もどうぞ、天空の巫女をよろしくお願いします！！ パティあす様も、今年一年、良い年になりますようにっ。 (2021年1月1日 16時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 新年明けましておめでとうございます！いつも更新楽しみにしております！今年も頑張ってください！杳覇さんにとって良い一年になりますように。 (2021年1月1日 15時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - ぴのさん» びのおおおありがとうーー！！あ、それねえ……ちょっとしっかり考えてます(笑) がんばるね！ありがとう！！ (2020年11月9日 6時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 続編おめでとぉぉ！やっぱり円堂は東雲ちゃんに勝てないのね(笑)今世間諸々忙しいと思うけど、更新楽しみにしてます！ (2020年11月9日 0時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 星熊さん» ドルーー！！ありがとーー！！頑張りますっ！！ (2020年11月8日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec4/
作成日時：2020年11月8日 18時
