521話 意外な繋がり ページ37
東雲と笑い合う彼女を見て、飛鷹があっと呟いた。
同時に、涼香も飛鷹の方を見て目を見開く。
「紅桜!?」
「蹴りのトビーじゃねえか!」
同時に指を指し、叫んだ。
東雲を除き、他の者は、最早何がなんだか分からない。
混乱する頭を押さえながら、固まっている彼に円堂は声をかけた。
「飛鷹……知り合いか?」
「はあ、まあ……以前、あいつと戦った事があるんです。あいつはホント、強くて……。
結局勝負がつかなくて、埒があかないからって勝負は延期になったんですけど、ここ数年めっきり見なくなってて。まさか、師匠の知り合いだったとは……」
「俺だって、Aの弟子がまさかアンタで、しかも足を洗って世界を相手にサッカーしてるなんて思いもしなかったよ」
飛鷹がまだ信じられないという面持ちで彼女を凝視している。
高城もうんざりしたような表情で、眉間に皺を寄せた。
そこへ、『まーまー、感傷に浸んのは後にして』と割って入り、東雲は高城の肩を抱き寄せる。
『まあとにかく、電話でこいつに連絡したんだ。作戦への加入の要請をな。助かったよ、僕一人じゃ、流石にあれ程の人数は相手に出来なかった』
「お前の為なら、これくらいよゆーだってーの」
『そんで、そのUSBメモリーとその他もろもろを……』
ちら、と鬼瓦の背後に目を向ける東雲。
つられて全員の視線も動く。
「──そこからは、私が説明しよう」
「く、久遠監督……!?」
鬼瓦のかたわらに潜んでいたのは、久遠だった。
東雲と視線を合わせ、口元を緩める。
「あの日……東雲がフィールドを出て行った日。私の机の裏に、封筒が貼ってあった。中には例のUSBメモリとメールアプリの二次元コード、メールアドレス、そしてパスワードが記されていた。
USBメモリを見て、すぐに事態を察知した私は、鬼瓦刑事に連絡を取り、そのアプリで東雲と連絡を交わしていたという訳だ」
「ま、待てっ」
久遠の言葉に、それまで黙り込んでいたガルシルドが、上擦った声を上げた。
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Vermut(プロフ) - サッカーバカさん» ふあああっ、ありがとうございます…!!頑張ります!! ですよね!一息くらい良いですよね!!凄く力になりました!ありがとうございました!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - Vermutさん» ありゃ、そうだったんですか…!でも、いいんです、やりたい時に更新やってください!!!!一息ぐらいいいじゃないですか。何かあろうと、やりたいこと曲げちゃダメです!私は曲げられても鋼の精神で曲げ返しましたから笑 頑張ってください!!!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - サッカーバカさん» ふえっ…ありがとうございます……!!それとホント申し訳ありません……高校の事じゃなくて、更新再開を親に止められてるんです……私の書き方が紛らわしくてほんっとごめんなさい……。お気持ちは物凄く嬉しいです!!ありがとうございます!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 受験校は自分が行きたいところへ!!!!!親に言ってやりなさい!「私が決めた学校だから、私が行くって決めた!親が行くわけでもない!自分の意思で行く!」って!私は、行きたい学校よりも、親に言われた学校に行ったので、Vermutさんは、行きたい学校へ! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - ゆいチップスさん» ありがとうございます!帰還ですよおおようやく!! 受験勉強頑張ります!ありがとうございました!! (2019年10月27日 8時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vermut | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時:2019年8月22日 9時