391話 珍しい ページ37
「あっ…すみません!」
有人からのボールを、トラップミスした虎丸。
日本代表のグラウンドで珍しい……。
「タイガーストームだ、来いっ、虎丸!!」
「っあ、は、はい!!」
そのボールは修也が上手くカバーし、再び虎丸へ。
「タイガー…!!!!」
「……!」
しかし、ボールが高すぎて、修也のタイミングと合わない。
あそこまで高ければ、修也でも届かないな……。
2度目の珍しい光景に、思わず虎丸の方を見れば、「くっそぉ……!」と唇を噛みながら、汗を拭っている姿が目に入る。
「ドンマイドンマイ!気にするな!」
「……キャプテン。なんか変じゃないですか?虎丸……」
『!』
この異変に、飛鷹が気付いた?
あぁ……不良グループ内ではキャプテンみたいなものだったからな……無意識の内に、仲間の変化に敏感になっていたのだろう。
なんていうか、成長したなぁ……。
……ま、肝心のイナズマジャパンのキャプテンは「ん?そうかぁ?」と全然気付いてなさそうだけど。
そして、事件はその夜に起こった。
「ご馳走さまっス〜!」
「ふぅ〜、今日もよく走ったぜ〜!」
「たまには、景気良くパーっと波に乗りに行きてえぜ!」
夕食を終えたみんなが、リラックスしながら各々に言葉を零す。
つ、爪楊枝……他のみんながやってても思わないけど、土方、あんた本当に中2か…?
「お前も一緒に行くか!虎丸!」
「──……行きたきゃ勝手に行って下さい」
「「?」」
……和気藹々としていた食卓が、凍りついた。
「……ご馳走様でした」
「虎丸…?」
小さな声で呟いて、立ち上がる虎丸。
その瞳には、いつもの光がない。
「なんだよ、折角誘ってやってんのに……」
「俺達は戦うためにここにいるんです!!遊ぶためじゃないでしょう?」
『!』
「なんだその言い方っ…!」
「おいおい、何喧嘩ふっかけてんだよ?」
虎丸の言葉に、声を荒げた綱海。
土方は兄弟の世話で慣れているのか、穏やかな口調で宥める。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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8
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杳覇(プロフ) - ミリアさん» 「影ふたつ」でコメントなさっていた方と同一人物ですかね? 残念ながらお断りさせていただきます。今リアルが忙しいので……。 (2021年3月6日 11時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 一緒に占いツクールで合作しませんか? (2021年3月6日 11時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - mnwさん» そう言って頂けて嬉しい限りです(泣) (2019年5月1日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - mnwさん» コメントありがとうございます!それが、最初はそうしようかとも思っていたのですが、それだとかなり長くなってしまうなぁ…と思った次第でして……。ですがまた、考え直してみます!貴重なご意見ありがとうございました! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
mnw - ベルモットさんの作品が大好きです!!頑張ってください!! (2019年5月1日 15時) (レス) id: 4bef324863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vermut | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時:2019年3月22日 14時