命令10＃ 先輩と後輩 ページ12
キョトンとした僕に、首を傾げるタツヤさん。
けど、僕にもその意味が分からない。
「先輩って……それはタツヤさんの方ですよ。僕サッカー初心者なんですから」
「いやいや、年齢はAさんの方が上ですよね」
「えっ、表の世界では年上を先輩というんですか？」
「裏の世界では、技術がものをいうんですね」
そうなんだ。皆さんにとっては、僕も先輩なんだ。
それでも、僕の世界での先輩を後輩扱いするなんて、とても出来ない。
「やっぱり、経験も技術も皆さんの方が先輩ですから。僕のことは、後輩だと思ってくれて構いません。
っていうか、そうして下さい！」
「え、えと……わ、分かった。じゃあ宜しくね？……A？」
「ご理解いただき感謝します！」
タツヤさんは、苦笑いを浮かべそう言った。
その場にいた皆さんの多くに了承して貰えたようだ。
「Aくん、久遠コーチが呼んでるわよ！」
「あ、はい！すぐ行きます！……では、皆さん。失礼します！」
もう少し皆さんとお話ししたかったのだが、コーチに呼ばれては仕方ない。
ドアの前で一礼し、僕はその場を後にした。
「お前の練習メニューを担当する、久遠道也だ。早速今日の分を組んでおいた」
「ありがとうございます」
久遠監督は、練習メニューが入っていると思われるタブレットを、隣にいた女の方に手渡した。
僕がお助けしたお二人とは違う、さっき僕を呼びに来て下さった方だ。
久遠コーチはそのあとなにも告げず、その場を去ってしまった。
「初めまして。マネージャーの木野秋です。Aくんの練習を見ることになりました。宜しくね！」
「宜しくお願いします、秋さん！」
「じゃあまずは準備運動から……」
秋さんの指示のもと、僕の初めての練習が始まった。
命令11＃ 過酷なメニュー→←命令9＃ キャプテンという名の組長
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杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧〜！！？なんと！！見てくれたのか！！！(うん、やめておいた方が良い！！)イナイレ知らない状況なのに、見ててくれたのすっごい嬉しい…！！ありがとう！！続編も頑張ります！！ (2020年3月23日 13時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - お疲れ様〜。そして続編おめでとう！この作品は、私が初めて最初から見ることができた杳覇ちゃんの作品です。(他のは遡るのが大変で……ごめん)イナイレは全然知らなくて(灰崎くんって誰？って感じ)だけど、面白いってことは読んでいて伝わってきたよ！続編頑張れ！ (2020年3月23日 12時) (レス) id: 2c57213a78 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 奇凜さん» きー…！！ごめんなんか通知が来んかった！！ありがとおおおーーー！！！嬉しい！！良かった！！ 良いのおおおお！！？ありがとうございます！！お願いします！！！感動の極み！！！！ほんっとおおにありがとう！！ (2020年3月16日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
奇凜(プロフ) - はあああああああああああめっちゃ好き！！！！！！ストーリー好みすぎて好みすぎて！！！！蓬莱ちゃ描いてもいいかな！！！！？？？？ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 937d8618c2 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - スカーレットさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！！お気遣いもいただき、ありがとうございます。更新頑張ります！！ (2020年3月13日 10時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年3月10日 21時
