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Side of Ryuto
すっかり辺りは夕暮れ。
分かれ道まで来たところで
優斗は俺たちと逆方向らしい。
「優斗くん、今日はほんとありがとう」
『んーん！
楽しかったし作間くんともお話できたし』
『…………お話って』
『じゃあ、また今度！バイバイ！！』
ブンブン俺らに手を振ってから
背を向ける優斗。
とりあえずAと一緒に手を振り返す。
そして2人で自分たちの家の方向に
足を進め始めた時だった。
『……Aちゃん！！！！』
周りに響き渡る明るいアイツの声。
それに弾かれたように俺とAは振り向く。
『俺、まだAちゃんのこと何にも知らないけど
これからいっぱい覚えるから…！！』
「う、ん？！」
『たくさん教えてよ！Aちゃんのこと！！』
「え、あの…っ優斗く」
『じゃ、それだけ！！！』
「え、えぇ？！」
言うだけ言った優斗はダッシュして
自分の家の方に帰っていく。
取り残された俺とA。
めっちゃA戸惑ってるし、爆弾かよ。
『なんなのあれ………帰ろ、A』
「………」
『A…？？』
帰ろって言うのに全く反応が無くて
もう一度名前を呼んで彼女の顔をのぞき込む。
………そんなことしなかったら良かったのかも。
『A、帰るよ』
「ぁ…っ、うん！！」
強引に腕を引いて歩き出す。
嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。
Aがアイツが帰った方を見たまま顔を赤くして
恥ずかしそうに唇を噛んで。
……そんな顔、俺には見せたことないじゃん。
ねぇ、A……今誰のこと考えてる？
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はび - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！！(T ^ T)応援しています！頑張ってくださいっ ！！ (2018年6月22日 23時) (
レス) id: 1a6434a690 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - ドキドキしながら読んでます(；＿；)これからも応援してます！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: e8d9010515 (このIDを非表示/違反報告)
moema(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！これからも頑張ってください！ (2018年5月6日 0時) (レス) id: 43f5e476de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むう
| 作成日時：2018年4月25日 22時
