2.お隣さん ページ2
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お隣さんはまず私のように胸元程の高さの壁に手をついて下を覗いた
「は…なんだ、これ…」
よかった、同じ境遇の人がまだ身近にいる。
彼はゴクリと固唾を飲んだあと、ハッとして私の方を向いた
「Aさん、あのこれ…」
『私もさっき見たばかりで頭追いついてなくて
佐々木さんはこれからお仕事ですか…？』
彼は私のお隣に住む佐々木さん。
低身長だが整った顔立ちと低音ボイスが特徴的だ。
同じマンションということもあってよくごみ捨ての時間に顔を合わせていた事から、少し話した事のある仲であった
彼は少し頬を掻いてぼそりと話す
「仕事っつーか、友達が家に来るって言うんでその間にニュース見てたら…
アナウンサーがゾンビみたいなやつに噛まれてんの見て思わず外に飛び出しちゃって」
『わ、私もそれ見たんです！まさかとは思ったんですけど
あんなのがこんなにマンションの下にいるなんて…』
佐々木さんは「上の階に住んでたのが不幸中の幸いですかね」と皮肉にも苦笑した
『あの、私今日実は仕事があって…』
「この様子じゃ辞めといた方がいいですよ！
…もう下は見ない方がいいけど、逃げてる人が何人もアイツらに食われてるから…」
『…そう、ですよね』
「それにこういう状況を恐らく�爛丱ぅ�ハザード�瓩辰童討屬鵑垢韻�
こういうのは容易に収束したりしないんです……ゲームの知識、ですけどね」
私もその名は聞いたことがある
ゾンビが出てくるサバイバルホラーゲームだ
「1つの現象なんです。有害な生物や物質が影響を与える、バイオハザードってのは」
『じゃあ本当にあれがゾンビだとしたらどうすればいいんですか…？
元はと言えばゾンビたちも人間だった訳だからエレベーターを使うかもしれないし、何にせよいつかここまで上がってきますよ』
「…ですね、多分見ている限り相当感染力も強そうだからマンションの住人がやられたら一気に増えます。でも下にいるよりはこっちの方がまだマシだと思うんです」
『確かに武器も何も無いですし、行くあてもないですもんね…』
「はい、だから取り敢えず俺の部屋に来てください
一応男なんで力にはなれると思います」
その時、街中に放送が響き渡った
［警戒度レベル5。直ちに避難してください。
まだ感染していない人は✕✕署まで避難してください──］
「…1人で行くなら、とめませんけど」
『いえ…すみません、お願いします』
私はバックの紐をきゅっと握り、佐々木さんが開けてくれたドアの中へと入ったのだった。
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さんご(プロフ) - シャオランさん» わ〜！！嬉しいです😭この小説書いて良かったです！！ぜひぜひ何回も読んでやってください😌❤️コメントありがとうございました！！ (2022年4月30日 19時) (
レス) id: 435cdb899d (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 今まで読んだ中で1番好きな小説です！もう1回読みたいと思わせるような小説で、画像などのクオリティが凄すぎてもうこれをゲームとしてプレイしたいとまでなりました！！素敵な小説ありがとうございます。 (2022年4月18日 17時) (レス) @page44 id: 3b3e01edc0 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - にこりさん» 嬉しいですありがとうございます；−；画像頑張った甲斐がありました！他の作品も読んでくださってるとの事なので、これからも頑張ります！ (2021年9月18日 12時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
にこり(プロフ) - こういうタイプの小説初めて読みました！画像とか凝ってて面白かったです。他の作品も読んでいます素敵な作品をありがとうございました！ (2021年9月18日 8時) (レス) id: 77e29caa07 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - sugarさん» ありがとうございます！楽しんでいただけたなら嬉しいです(*´ `*) (2021年9月3日 10時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
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